42さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

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穏やかな悲しみ 綺麗なブルー

人生が美しいという理由で死を止めようとする人に笑ってしまった。そう思って生きるのは勝手だが、その考えを他人に押し付けるなよ。
人生の苦しい面しか見えていないのに安楽死を
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

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ジョゼフとヴァランティーヌの出会いをなんと名状したらいいのか分からないけどすごくいいなあ。特別。
交わらないと思っていた全てが交わっていた。思い出す何もかもが美しい。後半につれて多くなった恐れていたこ
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46億年の恋(2005年製作の映画)

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互いを思い合っているのに受け入れられない。自分と同じように狂わせたくなかった香月と香月になりたくて全てを共有したかった有吉

救われていたのは香月の方ではなく有吉の方だったのかもしれない。
もしここじ
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

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「ちょっと、よくないなあ〜」が何回かあった。「まともじゃないけどそういうものなのかもねぇ〜愛って」と思う自分と理不尽すぎてちょっとキレてる自分がいる。

ナイルの娘(1987年製作の映画)

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憂鬱と穏やかな音楽
シャオヤンの周りで好き勝手しすぎ
自分のことしか考えていない人たち

春の夜の涼しい風が憂鬱なのと似ている
穏やかなはずなのに心がとてもザワつく

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

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胸の奥に何度も強く悲しみを打ち付けられて悲しいより心が痛い。誰かに対して感情をぶつけるでもなく自暴自棄になるでもなく泣きながら一人で耐えるジュリーがすごく悲しい。憎んでしまうような相手にも感情を高ぶら>>続きを読む

あるラブソング(2022年製作の映画)

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少し寂しさが残る穏やかな映画
出会い、再会そして別れ

お互いの寂しさを埋め合わせるだけの関係は愛があってもなくてもしんどいかもな。新しく出会う人ではなく少しでも知ってる仲だと余計しんどいのかも。
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

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混乱をどうにかしたくてもがいていたはずなのにどんどん混乱していく。二人とも意図せぬところで涙が流れていて「ああもうどうにもならないんだな」と思った。精神的な負担がすごい。生き方が違う二人が仲良くなるに>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

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えっ、全部何⁉️⁉️(笑)「合格です」はなんだったんだ。あそこが一番意味わからんくておもしろかったな。おもしろ〜なかなかキモすぎる。何かわからん生き物が更にわからん状態になってるのわからんすぎるだろ。>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

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めちゃめちゃおもしろかったな。
淡い。観ている人に委ねている何かを含んだ終わり方。強くて曖昧な感情。その曖昧な感情が誰にあって誰になかったのか。解釈が人によって全然違っていておもしろい。私も自分なりの
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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アデルがとても自分勝手だなと思ったけど考えすぎてよくわかんなくなってきた。手遅れになってから感情が溢れているように見えた。エマも苦しかっただろうな。アデルの両親との会食もしんどい。エマが話すことや芸術>>続きを読む

君が最後の初恋(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どうにか気分を上げたくて映画を探してたときこれ見つけて「うわぁおもしろそうなラブコメだ〜^ ^」と思って観たらもう途中から涙がボロボロ出てきて止まらなくて最後まで泣くことになってしまった。エンドロール>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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葛藤や恐れ、緊張が常にあって、だけど逃げ出さず彼なりのやり方で人々と向き合う。神父と偽って人を騙したというような簡単な話ではない。彼だけが悪だと決めつけられていいのかと考えてしまう。

全てが正しい人
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

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なんてかわいらしい終わり方なの!
「不眠症」「シネマトグラフ」「健康でさえあれば」「もう森へなんか行かない」の4編で構成されていた。
「何も上手くいかない」を丁寧に見せてくれる。本人が「まあいっか♪」
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絶好調(1965年製作の映画)

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何も上手くいかなくて忙しいソロキャンプ
笑いをこらえていても思わず「ふふ」と笑ってしまう。強制収容所のようなキャンプ場という発想すご。

ジョーイ(2020年製作の映画)

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鮮やかな色 目が離せない表情 チャーミングな二人 ハッと驚かされる秘密
胸が苦しくて泣いてしまいそうになったけどアニーの行動にさらに泣いてしまう。突き放さないで一緒に笑える方法を見つける。難しいけど
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大恋愛(1969年製作の映画)

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どこまでも楽しませてくれるピエールエテックス
一瞬で好きになっちゃうよ。
ベッドが動いて観ている側も彼の夢の中へ。めっちゃメルヘン。好き。ひとつひとつの動きが綺麗でずっと見ていたい。足でドアを閉めて
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

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結婚記念日で妻のためにいくつもプレゼントを用意するけど渋滞に巻き込まれてしまう。
いろんな笑いの要素が盛り込まれててずっと楽しめる。
(『大恋愛』の併映)

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

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ノワールだけど美しかった。アユンが歌うシーンが好き。誰かに向けた強い思いが交差する中で醜い欲望も混ざって後戻りできなくなってしまう。そして地獄みたいな結末に。取り返しのつかない状況になったときってなん>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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種を蒔く者と実らせる者
人間であり続けるため

何も美化されていないのに美しいと感じる。
人間そのものを見て美しいと感じる不思議さ。

最後のセリフからの「Merry Christmas Mr. La
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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留置所で出会った友だちいい奴だなァ〜❗️
何も上手くいかなかったりそんなわけないやんってくらい上手くいったりおもしろいね。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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"希望は持たない方がいい。心が壊れたら残るのは狂気だけ"
「希望持たない方がいいよ」って言ってくれるのいいな。マックスがこれまでどう生きてきたのか気になる。

こういうぶっ飛びすぎた映画観ると何も言
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別れる決心(2022年製作の映画)

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あれはああだったのかなこうだったのかなって考えれば考えるほどおもしろい。

"愛だと受け取った" それを理解した時にはもう遅い。忘れられない人になるだろうな。
あのまま終わるのなんかとても納得してしま
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

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ネイディーンの「このままの自分で生きていくのが怖い どうにかしたい」ともがくあの感じめちゃめちゃわかる。一緒になって泣いてしまった。
アーウィンのデカすぎる家からのプールのシーンめちゃめちゃよかったな
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

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美しいなぁ
こういう題材の映画普段だったらいろんな方向への怒りが勝ってしまうけど本当に切ない。
香りのついたハンカチを手に…

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

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インドの映画初めて観たかもしれない。
街並みとか服とか食べ物とか初めて見るものばかりで新鮮だった。めちゃめちゃいいな。ずっと観ていたかった。

"厳しい身分制度や因習を乗り越えて愛を育む男女の物語は、
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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Camilleの『Home Is Where It Hurts』が強烈。
不安になる。嘆きみたいな曲。
一瞬でドランに心を掴まれる。
ドランの映画を観ているのだと分からせられる。

穏やかな時間など一
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

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"ポジは誰にもあるけど ネガは自分で作るもの"

でっかい音に😔

(1955年製作の映画)

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なぜ題名が崖なのかが分かった瞬間にこの男の末路が目に浮かんでやるせなくなる。

あのときに改心していれば・・・みたいなこと考えるけど生き方を変えることはそう簡単なことじゃない。改心したくても逆のことを
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第三世代(1979年製作の映画)

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"死に向かう生に耐えるための人々の支えとなる"

「生を終えたのね 羨ましいわ」と言った女の人の台詞好きだった。
夫に殴られた女性に対して「何をそんなことで…」みたいな反応する男性たち。女性を卑下する
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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突然「カウリスマキを観なきゃ」と思ってこれを観た。
おでこにキスされるジャンピエールレオかわいいね。
機械的な表情、簡素な出来事、薄暗い部屋、変な飲食店、希望
カウリスマキは生きることについて描いてい
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裸のランチ(1991年製作の映画)

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"でっかいやつ"の音とか動きがめちゃめちゃ気持ち悪くて手で目を隠しながら見てたけど、話し始めてからはけっこう大丈夫だった(なんで?)

キキの顔めちゃめちゃ好きだった。目とネックレスが印象的。あんなこ
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愛情萬歳(1994年製作の映画)

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台詞が少ない映画はより自由に解釈できるからありがたい。呼吸が速くなり大きくなる胸の動き、呼吸する音、生活の音、ハンカチで口元を拭う仕草、革ジャンを脱いだときの硬そうな素材の音、字幕を追わなくていい分い>>続きを読む

サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

普段通りの呼吸ができず身体の内側のどこかが時々震えている気がした。

このn番部屋事件を知ったとき、文章を読んでいくうちにどんどん怖くなったのを覚えている。そしてもし私が好きなアーティストが利用者だっ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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怖すぎる。
自分がフランソワの立場だったら責任を感じて罪悪感で心を病んでしまうと思うけど、当の本人はよりまだ幸せになろうとしていてめちゃめちゃ怖かった。人の心がないのかな。結局全部自分のためだ。森であ
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