Mさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

作画がとにかく綺麗。主人公が最初から最後までイケメン。
個人的にはあの塔云々は真人の精神世界の話だと思ったが…

怪物(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

一つの事実がこんなにも人によって受け取り方が変わるのが面白くもあり恐ろしい。やりすぎて無いけど、それ故に外野から始まったそれが当人達の捉え方が提示された時、あまりにやるせなくて悲しい。
ある種のミス
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普通に王道らしい盛り上げ方で楽しく観れた😊

ディズニーらしい金のかけ方がえげつないのがよく分かる綺麗な海のシーンが印象的。あと個人的に難破シーンが迫力凄くて怖すぎて泣いてしまった笑
アニメ(二次元
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

突飛な設定の中に所謂社会問題批判を忍び込ませた作品だけど、物語が進むとロマンスの行く末がメインテーマになっていて、文学的な部分が生まれているので一辺倒で退屈では無いのが良い。最後に関しては完全に鑑賞者>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

4.0

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アンとメアリーの性格対比が絶妙で良かったし、何より美術設計が良き。加えて若かりし頃のベネディクト・カンバーバッチとエディ・レッドメインが出ていたのが嬉しすぎる(性格は真反対だが)。はてさてどうしてアン>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前半部分の話のテンポの速さと、そうはならんやろ的なギャグ漫画的進みに一瞬たじろいだが、チュンが出稼ぎに行った後から話がグッと面白くなる。中国の田舎と都会の格差や家族の有り様などが滲み出ているのもいいし>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

よくわからん内容だったけどOJが最強の調教師って事でよろしい?
金のために逼迫した状況で写真撮ったりフィルム回す胆力強すぎるだろと思いつつ、そのせいで厄介ごと引き起こしてるのでプラマイマイナスです。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

前作よりも話の設定もキャラクターも壮大になっていて、シリーズ二作目あるあるが見事に今回も。個人的に前作の遺伝子強化人間ってあくまで人の強化版って感じで、超能力的な力よりもIQや記憶力、運動能力の高さに>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.1

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「遺伝子組み換えによる人造強化人間」というのは王道だし、ストーリーも普通にベタなんだけど、無駄が無くて脚本が上手いので王道らしい良さを100点満点で楽しめた😌主役の女の子の顔立ち、表情がピッタリすぎて>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.1

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親世代の因縁が強引すぎずに絡み合う様が見事。田舎と宗教の組み合わせにありがちな停滞した雰囲気と、もがきながらも先人を踏襲してく感じが良い…。トムホランドの持つ必死さと愛嬌も役柄にあってたし、牧師のクズ>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

なるほどね〜という感じ。
この絶妙な心の機微は家族という形でこそ生まれざるを得ないし付き合わざるを得ないのかしら…とか

記憶の夜(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こんなにやるせ無いことある??この手の不幸と陰鬱さを描かせると韓国映画の右に出るものないよね…って感じ。
最後の最後に遺族が誰なのかが判明するところが本当に良い。雇われただけにしては身が入り過ぎてい
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

見てて思ったのは「パスカの祭りや〜ん!!!!」でした。
(漫画『ブラックハーレーの馬車』読んだ人はわかるネタ)

ずっと根底にある社会の不況感が何とも言えないグレーのフィルターを掛けてて物悲しい。(恐
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

人生における指針がセックスしかないのか?と思うぐらい性欲に皆突き動かされている。ただ、その中にキャラクターごとの内面の問題(おそらく当時の社会的問題と密接化した)があるため、逆に身につまされる。コメデ>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

嫌すぎる。
現実世界とのリンクが強すぎて、鑑賞後に恐れと不安と不快な気持ちでいっぱいになる。
犯人の実像に迫っていく描写は、さすがサスペンススリラーに定評ある米国映画らしく盛り上げ上手で行き着く暇
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画っぽい味付けがふんだんなクライムサスペンス。釈放如何に関しては韓国ならではでよく出てくる話で馴染みはあるが、何度見ても嫌なお話。救いの無い話というか、ミジンはほんまに運が悪すぎたとしか言いよう>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オチに至るまでの展開は隙が無く、非常に出来が良い。ただ、思ったよりもサスペンスとしては王道な内容で、鬱映画と喧伝するにしては精神負担少なめ。クライムサスペンスなので、捜査を物語の中心に据える以上、人間>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

総評:現実世界で生きている癖に、ネジが外れてる人間は本当に嫌すぎる。

ヤクザ者にありがちなよく分からない尺度の「情」が上手く描写されていて、良い意味で気持ち悪かった。男社会を煮詰めに煮詰め、最悪な部
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「居そうな人」感が強いキャラクター達だったので、故に森田ですらも飛び抜けた何か、では無く身近な怖さを感じた。岡田とユカの関係性だけが現実味なくて(リアルじゃないから面白さもあるが)気になったが、絶妙に>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

愚かさというとあまりに厳しすぎるんじゃないか、あの兄妹に関しては。周囲の人間は悉く愚かだが。

途中から顛末に察しがついたとは言え、登場人物の多様な「愚行録」が果てしないのでだれずに見れた。絶妙なリア
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成れの果て(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

加害男性と被害女性の構造、狭い町中で生きる陰鬱さ、女と男の愚かさ、姉妹間の憎悪…。

他登場人物の矮小さがクローズアップされていて、加害した男がまともかつ可哀想に見える有様(主役の友人だけが別格で
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サクッと鑑賞

ひとつの出来事からどんどん繋がっていくタイプの怪異、カクヨムの「近畿地方のとある場所について」を思い出して楽しかった。

オチを含めまとまっていてストレス無く見れた😁こういう日本的怪異
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

王道に楽しい!
ゲームで楽しんでた小ネタが沢山出てくるのも良いし、ストーリーが単純かつハッピーなので頭を使わずに見れるのも良い👌
特に美術が明るめの色設計で場面ごとに絵になって好き。光の魅せ方も元ゲー
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

親に捨てられた過去から無意識にトラウマを持つ主人公が、産んでもいない子供の「母親」になる為どんどん追い詰められておかしくなる様が良い。特に絶妙な不穏さ(夫の生い立ちや趣味、子供の行動どう)の演出がやり>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

全編web上で完結する面白い演出については聞き齧っていたが、脚本も上手くて非常に楽しめた!全体的にテンポが良く、いわゆる二転三転して行く状況と最後のオチまでが王道でありつつも良い。また母親を亡くした父>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

因習をテーマにした作品はよくあるが、突き放して描きたいのかサスペンスとして描きたいのか心理描写を突き詰めたいのかよく分からず、結果だらけて観てしまった。

あと主人公がずっとイラつくので観るのが苦痛に
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

元からとち狂った人間と、とち狂ってない人間がとち狂った様の混合異種格闘技による最悪な結末という感じ。野崎家があまりにも可哀想が過ぎる。個人的には最後妙子がどうして生き残れたのかとか、その後のあの周辺の>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.8

ホラーを然程見てない私でもオチの展開の予想がつく、よくあるホラーに感じた。途中のアクションシーンがバトルものさながら過ぎて笑いながら見てしまった…。この手のジャンルだと高評価なのかしら?知らな過ぎてク>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

絵本の世界と現実世界のバランスが良く調和された映像がとても好き。昨今流行りの3DCGのすぎるドギツイ物ではなく、子供の頃にまさに読んでた童話の世界のような少し暗さとそれでいて不思議と好奇心を刺激させる>>続きを読む

ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この手の悲劇ものは古今東西あるが、端的によくまとまっていて良い作品。息子を授かれたのも大きな要因だろうが、それなりに安泰よな〜と。衣食住がしっかりしている上での自由恋愛についての話なので、同時代の庶民>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

戒厳令下の強権政治ごろの台湾が舞台ということで、当時の悲喜交々がファンタジックだけれども確りと描写されていて良い作品。ホラーとしては然程怖くはないが、この辺りの時代に呑まれていった人々のドラマを見るの>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.0

物凄く凝って作り上げた作品なんだろうな、と演出の色々を見て思いつつ、最後のオチを踏まえてみると矢張り小説版の方が広がりのありそうな物語。映画としては頑張ってると思う。

ミスト(2007年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

鬱映画として必ず紹介される為ある程度の覚悟はしていたが、あまりにもえげつない。「徒労」という言葉が似合いすぎて、けれどもその行動の数々は一生懸命考えた末であり最後は父としての愛情(かつ他3人は慈悲の心>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

王道中の王道の良さ。
多重人格から→実際は演技だったっていうのもセリフ段階で気づいたが、全体的に役者の演技が上手いので王道ならではの楽しさがあって良き。
個人的になぜ主役の弁護士があそこまでアーロ
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エリザベス(1998年製作の映画)

4.8

とにかくケイトブランシェットが美しい。イギリス的な女性かと言われるとはてなだが、少女時代の愛らしさから大人の女性へと無理なく変貌しているのは彼女の演技力ゆえか。
エリザベス女王の心情をクローズアップ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰もが一度は考えるifの思考実験をナンセンスとコメディとリアルさをもってまとめた作品

色々な部分でパロディやメタが入っていて、特にミシェルヨーの実際のキャリアを踏まえた上での演出描写についてはニ
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