いめーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

序盤は眠くなるくらい何とも言えんけどメイン2人の関係が始まってからはおもしろい。
愛想のない表情やベッドシーンの肉体美にしろルーニー・マーラだからこその凄みがあって、サイコミステリー要素よりもキャラモ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

4.1

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カトリック警官がセックスカルト的な男根崇拝や謎文化に翻弄される話。
ほとんど音楽映画じゃないか。ミュージカルシーンが幻想ではなくリアルに行われている。ヘイホー名曲。
キリスト文化も少数派に回った途端に
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7

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サスペンスなのかオカルトホラーなのか曖昧で奇妙なバランスを最後の最後まで引っ張ってひっくり返す。
「人を殺しておいてよく平気でいられたな」的なことを警部は言っていたが、復讐とはいえ人殺しをしてしまった
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蝋人形の館(2005年製作の映画)

4.3

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ジャレッド目的で観た。まさか最初にやられるとは…。
1番活躍するのが前科持ちの兄なのは意外性があったし、兄妹vs兄弟の構図がこの映画の主軸だと気付いた時にはアガる。
独特な蝋人形化がかなりエグいし、ダ
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レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙/刑事グラハム 凍りついた欲望(1986年製作の映画)

3.5

プロファイリングを映像ではなく独り言で描いているので、ホプキンス版のシリーズやドラマ版とかと比べると映像作品としてのインパクトに欠けるけど、これはこれでウィルの異常性が際立っている。音楽がそこそこ良い>>続きを読む

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.0

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アメフトの陽コンビがツボ。
アイス・キューブ演じる上司はあんなに威圧感あるのに親しみやすさもあって不思議。
下品だけど映像的には一定のラインを越えないから観やすい。
黒幕との対決もめちゃくちゃコミカル
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.1

良いキャラ揃ってんな〜。
グラドルだけあって画面が強いですよ。
ベンチャー企業感がいちいち笑える。
アクションや国岡の主張も薄めでモキュメンタリー要素も中途半端だったけど、国岡の魅力は比較対象がいると
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

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17歳かと思って見てたら序盤に18歳以上だと分かるので不思議だったが、テキトーに付けた邦題なんすね。
姉御肌だけど不安定なリサのバランスがめちゃくちゃ人間味ある。特定の条件下では憧れてしまうほどのカリ
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

4.2

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相変わらずアクション映画にしては尺が長いんだけど、キャラもアクションもずっとおもしろい。悲劇も起こるが熱くなるばかり。ハイテクな新世代の仲間も受け入れてるから、彼らの成長やリバイバル作品としても健全に>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.8

現代的な殺し屋の日常を切り取ったという視点で見れば完成度はかなり高い。
ただでさえ刺激の薄い作りなのだから、このシュールさに慣れてしまったらマジでどこを楽しめばいいのか分からなくなりそうなピーキーさ。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

アクションとキャラが良いね。
異質な設定とは裏腹に、キャラの性格や喋り方が生々しすぎる。
SNSの内輪ノリみたいなものを好む人には会話ネタが絶妙に感じられると思うだろうけど、そうじゃない人は真顔になり
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ゾンビ津波(2019年製作の映画)

3.9

シャークネードでお馴染みの監督と主演。ノリもほぼ同じ。
冒頭の襲撃やゾンビ津波発生のスピード感には笑うしかない。
過剰なエログロとかは全然ないので観やすい。
ウクレレ演奏は最高のシーンだった。あれだけ
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デス・オブ・ミー(2020年製作の映画)

3.5

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サイコとオカルト要素を濃く含んだハイブリッド村ホラー。
そこそこ綺麗なショットを撮っているし、幻覚とか悪夢的な表現がしつこいし、カルトに反撃する熱い展開もあって好みだった。
自分たちがハードにヤッて殺
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心霊写真(2004年製作の映画)

3.2

タイの心霊ホラー。
SEが超うるさくてジャンプスケアが盛り沢山だけど、焦らし自体は上手いしJホラー的な見せ方が多い。
オムニバスかってくらい様々な場面で恐怖シーンが連続するのは嫌いじゃないんだけど、ジ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.5

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コミカルなやりとりがしつこくてしんどい。風刺だとしてもつまんなすぎてマジでダルい。不快とかではなくて、ただただおもしろくない。
何がしたいんだと言いたくなる展開に、何が言いたいんだと言いたくなるセリフ
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

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モノクロ作品。美しい俯瞰のショットと長回しばかり。NTRがある。
男らしさ・侍はろくでもないぞと、出世や契りの意味が女は違うぞと、フェミニズム的な視点もある。ものづくり職人のやりがいも描かれる。
上品
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

3.9

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ワンピース映画としては印象薄いけど、アニメ映画としては凄くおもしろい。
編集のテンポから他のワンピ映画と比べても段違いだし、皆のファッションも良いし、一味のグロテスクなツリーも素敵なデザイン。

デイ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

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ウタのキャラデザも性格も最高。
一目見て、この娘にするえ〜って思った。
某YouTuberかって感じのツートンに、新時代の象徴として相応しいファッション、でっかい胸と脚も良い!
「海賊やめなよ」には、
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.4

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お祭り作品なので勢いだけはある。
バレットが文字通り巨大な敵でしかなく、一致団結して殴らせるのに都合がいい存在なのでキャラ自身の魅力はそんなにない。でも結局ルフィ1人で勝ったとは言えないし、かつてのレ
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.1

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死んだ元カノが戻ってくるシュールギャグ調のゾンビ映画。

しばらくは主人公に対して好感を持ちづらかったし、ゾンビの謎は最後まで曖昧。
いきなり葬式から始まったのは別にいいんだけど、ベスとの過去の回想く
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.5

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映像作品としてはテレビシリーズの3倍おもしろい。でもテレビシリーズの3倍は露骨な作風。
なんかクレしん映画っぽいしMVみたいなテンポでもあるミュージカル描写が超おもろい。ホラーな画も多くて嬉しい。
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少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド(2020年製作の映画)

3.0

初見で観るとマジで意味不明だろうなって総集編。
キャラの掘り下げがマジで薄いので、バナナ以外には物足りなさしかない。
バナナとキリンがロングショットに味をしめてる。
音楽関連のアレンジや、華恋のアタシ
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HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

4.8

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ケンカ!テッペン!仲間!ダチ!
この作品には人生の全てがあると心から錯覚してしまうPOWER...
男の強さってのは拳だけじゃねーんだよなって視点とか、形だけの強さに囚われて道を踏み外したクズキャラと
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.5

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当時はTwitterで読んでた。

初っ端から音楽がデカくてセリフが聞こえにくい。
いろんな動物が知能を持った二足歩行になってるけど、鳥類や馬が進化してないっぽいのがウケる。
たまに拘りを感じる演出
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いけにえ(2005年製作の映画)

3.8

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完全にジェンセン目的で観た。
やっぱりジェンセンかっこいい〜!

ネットの変なサイトから始まる説明しづらいホラーなんだけど、別に怖くはない。
悪夢や幻覚のシーンは普通に好きだし、サイコな妄想オチで捉え
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劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

4.3

複数の視点で描かれる物語。
ポケモンに対する価値観も様々で、2019年からのアニポケに繋がるコンセプトを感じる。
1人でフラッと街に現れて嵐を起こす、俺が見たかったサトシがいる。
サブキャラみたいに描
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.8

犬山ぁ!好きだ!
それぞれの職業が大袈裟すぎなくて納得だし、ここまで先を描いてくれると安心感が生まれる。ちくわが生きていて良かった。
環境音が良いしエンディング曲も良い。
表情の演出とか街中と自然の対
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デストイレ(2018年製作の映画)

1.5

ブーブーって音は収録したものらしい。最悪や。
カメラも小物も照明とかも拘る気が無いんだろうけど、ブレットが抱えるベトナム戦争のトラウマを洗い流そうとするようなドラマ性で無駄に深みを出そうとしてくる。
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.4

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あすか先輩や部活の問題との関わりを経てきた久美子が強いぞ。
まぁ素直なコミュニケーションが最強だよね。

久美子と麗奈視点の『リズと青い鳥』的な描写もあってエモ〜。

あれっきりだと思ってた田中あすか
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私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)

4.3

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アニメの推しが死んだショックで激ヤセした腐女子がモテモテに!?
ミュージカルシーンはナンダコレって感じになるけど、ヤセ前もヤセ後も踊らせるセンスは良いし、イケメン4人の配置がおもしろすぎる。

イケメ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

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開始15分でチャンピオンの座と妻を手にする男!
アドニスのキャラは前作でほとんど完成されていたのでドラマに強い興味を抱けず、敗北からリベンジまで映画的に予想通りの展開が続くばかりだったし、ドラゴ側の描
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情事(2013年製作の映画)

3.6

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不倫したラブホから抜け出せなくなる話。
『私はゴースト』みたいなとこある。
仏教とキリスト要素の雑さは気になるが、どちらでもない独自の死後を描いているのは良い。

10分以上も全力で階段を下りまくるシ
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ファンタズム(1979年製作の映画)

3.2

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トールマンが街を歩くシーンとヤバすぎる銀の玉が良いし、それらが浮かない屋敷の美術も凄い。
でも全体的にトールマンを出し惜しみしてる感があって惜しい。

あのまま、兄の死を受け入れられない子供心が生み出
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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.0

入学してもいない都会の大学へ男を探しに訪れたロマンス全開の田舎娘が、セックスに満ちた人達に翻弄されたりされなかったり。
歌うシーンが多かったけど別に惹かれない。
セリフは少しおもしろい。

パンデミック・サイト(2014年製作の映画)

2.5

SNSとゾンビを繋げる風刺には納得できるけど、おまえ感染してるぞ!って流れはダルい。
パニック直後のジワジワ感やニュースで恐怖を煽る描写は悪くない。
SNSホラーとしても引きこもりパニックとしてもゴア
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血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.1

早く誰かを殺してくれ!と言いたくなる冗長さ。
若者が次々やられるスラッシャーパートとオチはかなり良いけど、そこ以外は興味を持続できなかった。