人生の軸に何を置くか、ということを考えさせられた。
ミランダの想定より上回らせた仕事の報告をする時のアン・ハサウェイの顔すき。
チャンピオンになるまでの苦悩と、なった後の苦悩が見事に描れていた。
最後のシーンは虚しさが残った。
実際の震災を題材にしていたのがよかった。
すずめと環さん、ダイジンとサダイジンの対比が上手い。
量子力学の天才(オッペンハイマー)とその才能に嫉妬する男(ストローズ)の対立は、アマデウスのモーツァルトとサリエリを彷彿とさせた。
原子爆弾完成後のスピーチは強く印象に残った。
後半のやっつけ感がすごい。原作ファンが酷評するのも頷ける。
ホラーというよりびっくりさせる映画。
原作の良さを超えることはなかったけど、失敗している訳でもなかった。
最初は周りから蔑まされるが、段々主人公に協力的になっていく映画は、やっぱりいい。
「誰もお前には謝らないのに、なぜお前ばかり謝る」この課長の言葉、すごく刺さった。
オギーだけに焦点を当てるんじゃなくて、周りの家族、友達にも当たっていてよかった。
最後の先生の格言、よかった。
実写化で1番好きかもしれない。
キャスト、演技、ストーリーから原作をリスペクトしてるのがよく伝わる。
続編ください。
重いテーマであるはずなのに、なんとも見やすい群像劇。
麻薬、強盗、汚職警官が蔓延る社会で、子供たちが生きていくには銃を握るしかない…
そんな腐った社会の根底にあるのは、国家も手に負えないほどの貧困。>>続きを読む