ワンカットで続いていく感じがすごい。だけどチェストを開けかけるところとかはコメディさも感じた。演劇的というか、舞台的な映画だった。演じ切った俳優たちもすごい。ハラハラ感はあんまりなかった。
内なるものの強さを感じた。人間の脆さと弱さも。痛みの中の熱さみたいなものも。
とんでもないぜ。
映画を見た後、その映画自体が私自身に憑依することがある。この映画はまさしくそんな映画の1つだった。映画を熟知した人間はここまで密度の濃い世界を作れるのか。舐めるな、と言われた気分。視>>続きを読む
あの頃あの頃ってみんな言ってるけど私にとっては全然現在進行中の世界。素敵なカットが沢山ありました。
好き。特にアニメーション。シュールでぶっ飛んだ汚いコントがストライク。お疲れ様でした。
固定概念にハマらずに芸術で有らせようとするその姿勢がとても魅力的。終盤は目がぶっ壊れるかと思うぐらいカオスになっていたけど、この作品全体のカオスさもひっくるめて全部受け止めてあげたいと思える。最高です>>続きを読む
あぁ映画だと思える映画だ、ハレルヤ。
普通なら出会うはずもない人間の巡り合わせは非常に面白くて、奇妙で不穏な香りさえする。あるようでないような、ないようであるような。全員が主人公であり、脇役である、>>続きを読む
自分の考えや、気持ちを言葉にすることの意味を教えてもらっているような気持ちになる。ジェシーの態度は自分のそれに似ていると思った。それはつまり自分が子供すぎると言うことなのか。話したいことやアイディアが>>続きを読む
やりたい事をするのではなく、やりたくない事をやらないだけ。今の自分のマインドに自然に溶け込んでくる和やかさと暖かさにとても癒されてしまった。音と映像の楽しさと面白さも程よく散りばめられていて引き込む力>>続きを読む
全身全霊で演技をしている俳優達の役者魂が終始満ち溢れているこの時代のミュージカル映画は本当に凄い。シュールで独特なコメディ要素が印象的で、特に良い大人が赤ちゃんになってバタバタ踊るシーンは変なツボに入>>続きを読む
本来なら見えないものが見えるようになり、見えていたものが見えなくなる。客観的に見ると悲しい。そして、そうやって客観視できる人間が少ないこと、それがまた悲しい、と同時に嬉しい。人間は気持ち悪いぐらいに存>>続きを読む
終始流れ続ける遊園地の陽気な音楽のもとで、死神以外には誰にも見向きもされず、ただ着々と命を搾り取られていく老人の話。人間の絶滅は結構近いんじゃないかと思うこのごろなのだが、本作にもその香りがほんのり漂>>続きを読む
究極の地域文化コンテンツを見せつけられた。街・地域全体が物語世界と化している、そしてそれを大人も子供も老人も、皆んなが信じて想像する。これほどまでに楽しい世界はないと思う。ああ私も映画をとおしてこんな>>続きを読む
痺れる。冒頭ぶっ飛ばされるスティービィと一緒に私の頭もガツンと衝撃を受けた。許されざる空間に踏み込む時、全身を巡る緊張と興奮が恐怖を置き去りにして目を輝かせる。その瞬間には共感しかない。誰かに正解や間>>続きを読む
この作品はタイムリープものであると認識した上で本作を見始めたのだが、物語冒頭は見ている側としてもループというものをしっかりと認識できないという状況に陥った。そして、おや?と思った。ループをループだと認>>続きを読む
作られた綺麗さではない自然の美は、フランス人がみるフランス貴族へのイメージにも少し盛り込まれていた気がする。それはさておき、神に選ばれし食通にしか料理を堪能することなどできないのだ、などとほざく侯爵く>>続きを読む
孤独な少女が見つけたたった一つの愛の話だった。彼女の揺るぎない意思には脱帽である。しかし反対に、人間の認識や意志というものはなんて簡単に操作できてしまうのか、とも考えさせられることになった。
湿地素敵>>続きを読む
ザナデゥ城もバラのつぼみもケーンが死んだ寝台も、「眠りの森の美女」が想起させられて、冒頭は妙な感じだったがとても好きだった。ケーンの人間性にちらちらと既視感を覚えたのは、自分に当てはまる点があまりにも>>続きを読む
ベートーヴェンの第九があんなにマッチしている映像は初めて見た。そこだけでお腹いっぱいになりかけた訳だが、それ以上のユーモアや夢、青春、そして純粋であるが故の脆い心など、もう満腹どころではなかった。凝り>>続きを読む