Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

K

パレード(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映像が美しかった。
舞台の廃墟の遊園地の美術も温かみがあり美しい。
親しい人を亡くした人の多くが旅立ってしまったあの人の行き先が、こんなふうだったら良いと思えるのでは…
慰められる映像とストーリー。
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

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遠藤周作の沈黙が原作
生前から遠藤は自身の生家の信仰、まるで仮着であるカトリックの教えを日本人の自分の体型に合わせて仕立て直す必要があったというようなことを遺している。

芥川龍之介の「神神の微笑」で
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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うーん…監督が三丁目の夕日の人だからなのか
元祖ゴジラ、ゴジラを戦争や核の恐怖のメタファーとして表現しているスタイルを踏襲する三丁目の夕日(ドラマパート)と言った感じ。

ゴジラを見上げるエキストラに
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.8

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号泣する。
そもそもの浅田次郎の小説が読者をいかに号泣させるかと言う実験の為に書いたのでは、と思えるほどの仕上がりで、
その下級武士の悲哀を中井貴一の一つ一つ抑制を効かせつつ鬼気迫る演技で際立たせてお
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

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鈴木亮平の演技力が相変わらず強い。
風貌が似ているとは思えないのに、筋肉のつき具合(孤狼の血level2の時とはまた違う)
動き、声までアニメにキッチリ寄せてきている。

となるとどうしても他の役者さ
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グスコーブドリの伝記(2012年製作の映画)

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自分の原作の解釈と違った。

セトウツミ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作のファン
2人の人物、特段の展開の無さなどは演劇「ゴドーを待ちながら」みたい。
青春の最中河のほとりに座り彼らがグダリつつ待ち続けるのはなんだろう。
実写化どうなのかと思ったけれど、原作の会話劇、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

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丁度良いサイズ感のファンタジー
セロ弾きのゴーシュ的なおしかけレッスンに嫌々付き合ううちに自らを発見し癒されて行く流れはありがちだけれど、説教がましく無いし尺も長く無いので楽しく見ることができた
シャ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

楽しかった。
最近のオスカーでアン・ハサウェイとエミリー・ブラントと会場のメリル・ストリープの掛け合い?があったり
アン・ハサウェイのインタビューで「文化の試金石の様な映画になった」って言ってるのを見
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宮松と山下(2022年製作の映画)

4.0

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かなり良かった
事件?醜聞?のせいで全く話題にならなかったが、何しろ香川照之の存在感と演技力が良い。
ゆれるの演技を思い出した。

題名はジキルとハイドみたいだと思うけれど、わかりにくい、もっと良い題
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじを読んでコメディだと思って観始めたが、コメディでは無かった。
かと言って厳密に言ってノワールとも少し違う気がする。ハードボイルドからもちょっと横滑りしてる
スピード感があり長さは感じさせないが
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私には合わなかった
どうやら元々キャパの狭い1人の人を2つに分ける脚本はどう言う趣向なのか、
おかげで更にせせこましい人格が2つ
なんだかずっとワケ知り顔でヘラヘラしてる割に浅い片方と
もう片方のずっ
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たくましき男たち(1955年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

南部の漢クラークゲーブルが「ワッハッハ」と哄笑する。
何千頭いるのかわからないほどの牛や馬にガンガン川を渡らせる。
多分流されたり溺れたりした個体もいたはずだが「ワッハッハ」という感じです。

対立か
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