原ルルヮさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

原ルルヮ

原ルルヮ

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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

要所要所で起こる展開は予想通りなんですけどそこまでのつなぎを絶対ご都合主義にはしねぇ!という気合を感じる。で、人物全員の行動に違和感を覚えないので凄い。
因果応報は弱者の信仰であり物理的な単純運動では
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.3

こういう映画って比喩や匂わせ演出が多いのかなと思ってたら想像以上に直接的。
とことん男の存在がお笑いで添え物でしかないのも皮肉っぽくてよかったです。ずっと見せるべきものに焦点合ってる。没入できました。
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.3

バディものだったか!
爽快な熱い描写の割に描写は結構エグめ。
奥さんと人質についてはノルマなのか?というくらい存在感なかったですが……全編無難に楽しめました。

武器人間(2013年製作の映画)

3.0

大体どの映画も15-20分あたりがはじめの転換点になると思うんですが、これもその通り。
なのに妙に長く感じたのは共感できる人物の不在とカメラ切り替えによるカット割りの多さかなと推測しました。
武器人間
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.5

セオリー通りで満点超え。個人的にはヒロインの情緒不安定な部分がすごく好感持てた。「私が悪いんでしょ」他、リアルすぎるヒスママ構文にも震える。
なにより全編ロケーションが完璧すぎる……。そのシーンごとに
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.0

昔はチープなグロ演出って苦手だったんですが、見せたい画とどうなってるかが分かれば全然問題ないんじゃないかと最近は思います。逆にこのくらいのほうが嫌味ないなと思う位でした。
正直ナチスも東條英機にも必然
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

2.5

とにかく映像美の一点張りで。
水中の青と炎の赤、中間の緑なんか惚れ惚れしました。
ストーリーはシンプルというか、ほんとに映像に全振りしたな…と思います。特にマウイの葛藤や協力に至るまでの展開は、感情で
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

この恋愛脳がぁ!と思いながら見てましたが、やっぱり最後は泣きました。
印象に残るのはこんな状況に於いても人の為に動いた人たちです。船員、楽士、また色んな場面で手を貸してくれた乗客たちも。ラブストーリー
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

この時間でこの満足度の高さよ。続編作る気しかないラストシーン良かった。
緊張を持たせる場面で度々見られた傾いたアオリの構図かっこよかったです。

猿の惑星(1968年製作の映画)

3.0

やっと見た!
オチは知ってたのでどう見せるんだろう?と楽しみに見ました。予想外の、でも納得のアングル。
今だったら空撮多用しそうな世界観ですがカメラワークはセンス系。キャラクターに意外と愛嬌があって驚
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

-

案外イッキ見してしまった。
「映画」自体に抱いてるイメージってこんなんだったなぁと思いだしました。
食事シーンはグロ描写と絡めるのに便利ですね。

コン・エアー(1997年製作の映画)

5.0

か な り 〜好きでした。これから何度も見返すだろうなぁ。
途中途中…いや全編通してむちゃくちゃだ〜!最高!となるんですが、一番胸に来たのは「独学の男だな」のシーンでした。
あの一瞬の微笑みから察する
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.5

初っ端から雰囲気で鷲掴みにされあっというまにエンディングまで。不気味な邸宅に猿の死骸と物憂げな執事とかいう怪奇趣味最高に好み。
なんだか品がいいので内容の割に不快感なかったんですよね。そしてラストシー
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

-

自己陶酔まじりの革命と大義名分は男のロマンですかねぇ。汗臭くないハードボイルドという印象を持ちました。
中二病にはたまらないキャラクター設定。あのトースト真似して作りましたがメチャ美味でした。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.0

ウィリー・ウォンカ魅力的。でもこういう系のキャラに愛着持たせるための過去回想って、ちょっと人間臭くてギャップ感じるんだよなぁ。あくまで浮世離れしたトリックスターでいてほしいというか。
やっぱり決め手は
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

-

思ってたよりもムチャクチャで笑ってしまった。けど押さえるところ(親子の絆や恋愛などのドラマ的要素)は押さえてるからバカ映画には映らないんだろうな。
エンディングも好き。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.5

これは映画館で見たかった!
と思ったのは中盤までで、以降はミュージカルパートが失速していくストーリーを必死に背負って乗り切ったという印象。
周囲の人間が異様に物分りが良いせいで、ふりかかる災難のわりに
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

-

わたしの読解力不足が浮き彫りになってしまったので、原作読んでもう一度見直したい所存!
なるほど、硬派ってこういうことですね。
設定はキャッチーなのにおふざけゼロ。

96時間(2008年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

よその家族に向かって発砲するシーンが大好きなんです。家族愛ではなく主人公の大事なものへの愛(それが今作では娘だった)という提示のようにも見えて。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.0

面白い映画って、中盤に「もう目的達成しちゃったじゃん!」っていったんは思わせてからが本番なんですね。各陣営入り乱れる中、軽やかにすり抜けていくジャック・スパロウ、本当にいい主役だ……。

ミザリー(1990年製作の映画)

-

限界オタクvsご本尊。
原作が大変好きだったため、大きく逸れることのない丁寧な出来に大満足でした。
アニーがものすごく醜い女ってワケじゃないのが憎いところ。序盤〜中盤にかけてのテンポの良さよ。乾杯のシ
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28週後...(2007年製作の映画)

-

緊迫感のあるシーンでの、わかりやすさなど必要ない!という潔さすら感じるカメラの暴れ具合。
てっきり家族の物語かと思ったら後半は別物へ。衝撃的なシーンが引きになるのは理解できるものの、主題と視点まで変わ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

-

セリフでの描写が多いとは思ったけどミドルネームや猫の里親の下りなど所々でパンチ効いた演出があって、好きだった。
テーマが正解のないものであるため、ストーリーはこのくらい明確に着地点が見えてるくらいが丁
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

靴紐をどこで回収するのかと思ってたら……
中だるみ一切なし、メインキャラに嫌な部分一切なし、お母さんだいぶ珍しいキャラ造形でかなり印象的だった。

ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)

1.6

サクッと見やすい話でした、が、悪い大人たちの描写に悪意がありすぎるwとは思いました。緊迫するシーンなどでは同じカットを何度も繰り返され逆にくどく感じたりもしたので、若干盛り過ぎなきらいがあった印象。

運命の女(2002年製作の映画)

-

端々に印象的なシーンはありましたが、夫が居るにも関わらず部屋の電気を消してしまうシーンはかなり良かった。相手の存在の軽さをふとした仕草で見せていて、はっとさせられる。
暗喩じみた言い回しや、子供に対す
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

-

この先もずっと古くなることのなさそうな画面。なんだかあっという間に見終えてしまった。
ホテルを舞台にしたものとばかり思っていたので意外な展開。
センス一強でしょうか。

真実の行方(1996年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

そこまで数こなしたわけじゃないが、法廷シーンが面白い話映画は貴重!
大筋は読めるものの、法廷シーンの主人公のあの作戦はカッコよかったですね。

ここまでベタでも面白い、というのもまた貴重。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

2.5

名作とはよく聞いてたものの、まさかこんな奇妙な作品だったとは。
似たようなテーマを皮肉る作品は時代ごとに細部を変えて現れるでしょうが、最後の「うそうそホントにやるの!?やりやがった!」というカタルシス
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.0

店主にぶつかるランプやら綿花にやらハンマーによる落札やらと、随所でサービス精神旺盛な演出てんこ盛り。大満足。満腹。
全編通してバイオレンスではあるんですが、所々お茶目に見えるのは作家性というやつでしょ
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

1.5

前半もっと圧縮できたかな?とは思いますが全体的にはコンパクトで収まりが良くいい後味。もっと大胆に見せても良かった!とも言う。
作中で数度見かけた、キャラの内面モノローグかと思ったらそのまま次の場面での
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

2.4

主人公への愛着の湧き方が異様。終始、シリアスな場面においても愛される要素を必ず仕込んでた印象。かわいい。
ずっと中2に憧れる小学生男児を眺めるみたいな気分で見てました。
ストーリーは食べ慣れた味でも魅
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

1.1

前半は重苦しく悲惨なんですけど中盤超えてからぐっと面白くなるのでびっくり。同じ戦闘シーンでもただただ悲惨な状況と、迷いの中で戦うのでは見え方も全然違うんですね。
どちらにせよ痛ましいものであるとは嫌と
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

セットアップの時点で面白くなるしかないじゃん!と思って半分目が潤んでた。今も思い出して泣きそうになってる。
こういうのに弱いです。合間合間のシリアス展開が浮いていないのもすごい話だ。結構トンデモな事や
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

2.0

どこか可愛らしいミニチュア感がある世界。キャラクターも皆、なんていうか音で言うならキーが同じというか。要するに世界観の中にキャラもストーリーもがっちり組み込まれてるんですね。

この独特のカット割りを
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9時から5時まで(1980年製作の映画)

1.0

復讐シーン、かなりノリノリで作ったんだろうなあ笑という尺の取り方。終盤は元夫に社長の奥様に上役にと次々キャラが登場&場面転換も多く忙しない印象があったけど、全体的に小気味良く真っ直ぐなストーリー展開で>>続きを読む