dd303030さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

不思議な距離感の映画だった。

アップと引きのバランスや会話の切り返しの際の聞き手側の見せ方でそう感じた。

姿三四郎(1943年製作の映画)

3.5

姿が名を明かしてからの小夜の階段での姿に怨念の様な気が画面に満ちていてよかった。

黒澤映画は坂での画に魅力を感じる事が多い。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.7

スローの多様が記憶の断片を見ている感じ。
音楽の入りがおしゃれだった。

蜂の旅人(1986年製作の映画)

4.0

呆然と無くしていく話。
転々と移動して行く様はずっと見てられる街の密度があった。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

大阪の河川敷を走って追いかけるfixの引き画は吸い込まれそうになる視覚効果があった。
正面顔面凝視。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

ドリーインとアウトで心象を変えてるがもっとゆっくりの速度だとより響くのかなと思いながら見てた。

お見合い写真の暖色背景と黒タートルは主人公の虚無を語る物語を表している様で良かった

東京と地方、上流
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天国と地獄(1963年製作の映画)

5.0

前半の部屋シーンでの人々のやり取り、立ち姿の構図がかっこ良すぎる。

警察の会議シーンや録音テープの電車音を確認するシーンの人物配置、車掌室等群衆はヤバすぎた。

K-9/友情に輝く星(1988年製作の映画)

3.8

ジェリーの眼差しや音声に演出過多な部分があったが可愛いのでOK。
ジェームズブラウンが流れるところは少し笑った。
ゲームウォッチの使い所が良かった。

アメリカの影(1959年製作の映画)

3.6

ドタバダしてるとは思ったけど即興とは感じなかった。

肌の色からくる人権問題。

初夜の横顔カットが凄い強度。

浮雲(1955年製作の映画)

3.9

ゆき子がやさぐれでいったり余裕を持ったりと幅があって面白かった。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

時系列が現代と過去で互い違いになるので2回目のほうが楽しめた。

早いカットのシーンのテンポが良い。

人造の水(1953年製作の映画)

3.0

この当時だとこうした強いコントラストのものは目新しくみえたのだろうか。

時間の表現としての噴水から放たれる水。

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.3

手持ち撮影やズームは効果的に使わないとノイズになると感じた。

脚本が面白いので普通に見れてしまう。

10日で撮影したというのは凄いと思う。

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.9

音楽を奏でる様に被写体が動く。

右往左往する人々、ドアの開け閉めの連続、
多重に重なる衝突。

自己の固まった価値観を壊してくれる自由な表現でした。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

一瞬一瞬の積み重ね。

従順な犬の眼差し。
鳥の目の俯瞰。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

主人公の成長と地元嫌悪から愛おしく感じるまで。

中盤までカット割が早かったのは思い出として見せるために断片的にしていたのかと感じた。

シーンの切り替えを運動方向や視線、人物配置を近くする事でスムー
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.8

エドワードヤンの作品が見たく視聴。

大学生の部屋を見てから路地を歩く妹にあたるライトと少年に会ってからの帰り道のライトでの感情表現が良かった。

悪の法則(2013年製作の映画)

3.3

あまり自分には残るものがなかった。
鰻の吸盤。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

見どころが多い。
捕まった百姓達が一斉に階段から降ってにげていくところ、火祭りシーンが良かったです。

神様メール(2015年製作の映画)

3.3

聖書を知っていればもっと楽しめたとは思う。

雰囲気もので終始していた。
鏡演出やカメラワークからの同ポジ演出は良かった。

狼よさらば(1974年製作の映画)

3.8

NY治安悪すぎ。

歪んだ世間に対しての復讐劇だが、街の暴徒出現がゲームっぽい。
殺しの回数を重ねる事で本来の目的とはちがっていき徐々に悦に入っていく感じは良かったです。

ラストカットがおしゃれ。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.2

別次元の主人公と過去3人の女性との話。
最初の洗面台の鏡の中に入っていく演出が良かった。
タイムラプスやトランジションに実験性がありどれもクオリティが高い。

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

ラストホテルのドアを蹴飛ばしてからの現実と小説が混ざるところが良かった。

高い位置からの俯瞰目ではいるアングルが特徴的に感じた。

斬る(1962年製作の映画)

4.0

スタイリッシュな構図。
緊張感のある間と色味。
高密度。

襖開けまくり。
顔が皆今っぽい。

まあだだよ(1993年製作の映画)

3.7

各年齢での涙トランジション。

狭いところに群衆が集まったところ(とくに退職時の教室)の引アングルをワイドレンズにしないところが良かった。

ノラのシーケンスで泣いた。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

構図が最高。
息子、娘、親父の恋愛を場所時間が別のところから会話の内容の同ポジで繋ぐところがよかった。
後半は驚きある展開が多い。

所々に入る反射演出も素敵。
ヤンヤンの撮る後ろ姿だけの写真にくらっ
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ダークマン(1990年製作の映画)

5.0

ここ4、5年のUSヒップホップMVや海外CMエフェクトの参照元に思えた。

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

4.0

物質主義的な貧しさから心が豊かになる話。
ダウナーな彼氏が彼女の明るさに引っ張られて視野が広がり画一的な思考から広がりを持つ様。

後半の演奏の指揮が時間経過を追ってその前にあった寸劇が効いてくる。
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.3

ホットファズと似たような構成だが、より壮大な世界観。

短尺編集の気持ちよさは最高。
とくに車の編集が秀逸に感じた。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.7

フラッシュカット編集が冴えていた。

真相が解ってからは少し退屈だったが車操作見せ方はよかった。

ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

時間軸が断片的だがカメラワークや人物の切り取り方が上手く見やすかった。

鑑賞者が父親同様情報を補填していくが最後は父親の記憶忘却が落ち葉の様に散っていく。

救いようがなくてきついが濃密な良い作品。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

極まった娯楽。
文明や生命を短く表現しようとするとコヤニスカッティーになるんだなと。