ニクガタナさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ニクガタナ

ニクガタナ

映画(1552)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.7

この世とあの世を繋ぐ、2つの魂を救う道。
煌めきは生活の中にある。一瞬一瞬を大切に!というテーマのピート・ドクター監督によるNY人生讃歌。くすんだ人生に訪れた最高に輝くはずの日、事故であの世に行くこと
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

面白い!最後は優しい涙が流れ心満たされた。ガイコツが苦手でなかなか手が伸びなかったが、良いネタだ。そしてまたすごいミスリードぶち込んでくるもんだ。なんてことないコミックリリーフキャラが話の要に、さりげ>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.6

あざらしが皮を脱ぎ人に変わるというセルキー伝承やアイルランドの神話に材を取るあらすじ。灯台守の息子ベンが喋れない6歳の妹シアーシャを守る冒険劇。デジタル技術を目立たぬように巧みに活用した、平面的なのに>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

井上雄彦の 漫画原作を本人脚本監督で映画化。原作既読。 湘北高校のポイントガード リョーちんにフォーカス当てて彼の沖縄での幼少期始まり、兄や家族との絆を軸に山王戦が描かれる。 予告観てCGアニメかぁと>>続きを読む

ヴィナス戦記(1989年製作の映画)

3.4

安彦良和の漫画原作を本人脚本監督で映画化。ずっと観直したかった作品。「ヴィーナス」で記憶してたら「ヴイナス」戦記だった。人が住めるようになった未来の金星が舞台。バイクのゲームレーサーが戦争に参加してみ>>続きを読む

ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオン(1986年製作の映画)

3.4

神話大好き安彦良和の漫画原作を本人脚本監督で映画化。ギリシア神話に新キャラ登場させて物語を紡ぐ神業繰り出すも、監督の力量としては微妙だ。アニメーション表現は見どころ多し。アクションシーンが多く、とにか>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟(2014年製作の映画)

3.4

「パトレイバー」のメカデザイン担当出渕監督好き。2199シリーズは 劇場で先行公開したのを全話DVDで楽しんでた 。2122以降のシリーズは監督違うならやめとこうとキリがないし観てない。TV版24話と>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海(2014年製作の映画)

3.4

ヤマト2199に総集編があったとは知らず。シリーズの細部まで覚えて無かったが流石に端折り過ぎな印象。本作でイスカンダルから受け取るのはコスモクリーナーではなくコスモリバース。オリジナルから印象変わらな>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト <劇場版>(1977年製作の映画)

3.4

アニメファンとして観ておくべきであろうTVアニメ作品の一つをとりあえず、劇場版でやっと初鑑賞。先に観ていたヤマト2199シリーズは割と好きなので、オリジナルとどんだけ違うのか確かめたくて観てみた感じ。>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

かしこみかしこみ謹んでお返し申す!
東日本大震災で母を失った少女による、
ガールミーツボーイの後始末の物語。
ファンタジーの王道、行って帰ってくる話。
災害大好き新海誠。日本的なオカルト要素と、キスし
>>続きを読む

虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜(2012年製作の映画)

3.5

バイク事故で父親を亡くした小六男児ユウタが、スポドリあげた謎の爺さんに命救われ30年前にタイムスリップし、ダムに沈んだはずの村で過ごす夏休み。ボーイミーツガールなジュブナイルファンタジー。線を省略した>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.3

夏休み直前の小6生達によるジュブナイル冒険劇。脚本が大変残念。まず子供たちの会話に難あり。それぞれの感情の発露のタイミングが嘘くさく、やたらとケンカになるやりとりが不自然で気持ち悪いのでキャラの魅力に>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.7

ユーたち付き合っちゃいなよ。
もはや現代設定ではLGBTQの葛藤が描けないんでしょうね。95年アイルランドの男子高校生エディとクラスメートの女子アンバーとの偽装恋愛が、卒業を間近にした彼の本気に火をつ
>>続きを読む

恋人はセックス依存症(2012年製作の映画)

3.5

セックス依存の自助グループのメンバーたちが赦しあって助け合い、分かりあう大人の群像劇。誤解がいざこざを産む脚本。邦題の印象ほどコメディ感はない。まさかのこれもマーク・ラファロ主演。なんか今まで観てきた>>続きを読む

恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.6

手と手で通じ合う。
訳あり独り身の男性が借りた部屋に現れる女性の幽霊。元の家主らしい彼女の正体は?冒頭で明かされてます。 ドリームワークスが贈る超ロマンチックな大人のおとぎ話。 ほぼ色気なしで超健全。
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

妹の結婚式当日が永遠に繰り返す。タイムループものにハズレなし。下ネタは多いが、具体的なベットシーンは控えめのいい具合のラブコメで楽しめた。クリスティン・ミリオティ演じるヒロイン サラが最初は目が大きす>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「味噌汁専用炭酸タブレット」広告企画提案の締め切りが迫る小さな広告代理店が舞台で内容はサブタイ通り。1週間ごとのループものなのでタイトルは「MONDAYS」だとなんかしっくり来ない。クリエイティビティ>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.6

モニター越しに2分後の未来と繋がってしまう、少し不思議な方のSFコメディ。タイムループものにハズレがないのはどれも論理的に納得が行くように練り上げられた脚本だから面白いのかな?こうゆう実験的な作りでち>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.6

子ども達とかつての子ども達、みんないい子。
同じ街で浅くつながる三軸展開の群像劇。呉美保監督の前作も大変つらい作品だったが、今作もいろいろつらかった。幼児虐待、育児放棄に学級崩壊、いじめの予感までして
>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6

これがあみ子の生きる道。
こちらも今村夏子原作。不思議な映画だった。発達障害と思われる少女あみ子が直面する厳しい現実を柔らかい仕立てで見せつけられた感じ。途中何度もため息を吐きながら観た。あみ子の悪意
>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.5

今村夏子の原作未読。宗教がらみの話は苦手。想像してたほどつらくはなかったが、やっぱり宗教の熱狂的信者は正直気持ち悪いし、バカバカしいと思うし、目を覚まさせたいと思うし、自身の身内や家族には関わって欲し>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

弾丸列車 ゆかり とその車内でのミッションから、降りたいのに降りられない。因縁の殺し屋同士がミッションと恨みと金が絡んで殺し合い。ちょっと話が複雑だが動機は幼稚。人が死にすぎる映画は正直苦手だが、悪人>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.4

暗殺組織に反旗を翻した女性たちの華麗な殺し様、男どもの惨めで滑稽なやられ様を楽しむシスターフッド映画かな?筋は大変シンプルでほぼファンタジー。リアリティは無い。(この業界のリアル知らんけども。) タラ>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

これが二人の生きる道。女子高生時代から殺し屋って設定に、ウケ狙いかよと思ってたが、皆さんの評価が高いので観てみた。描きたいのは女子のアクション?殺し屋っていかにも殺し屋!って感じより、殺し屋に見えない>>続きを読む

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

3.4

セリーヌ・ディオンの半生をモチーフにしたヒューマンドラマ。これを観るまで「タイタニック」の主題歌でやっと売れたんだと思いこんでたが、カナダの国民的歌姫だったのね。ヴァレリー・ルメルシエ監督本人主演かぁ>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

3.5

少女時代から70年代までを描くれアレサ・フランクリンの伝記映画。恒例のエンドクレジットの本人写真と比べるとジェニファー・ハドソンはアレサ本人にそれほど似てないけども歌声は見事。どの曲も表現豊かで魅力的>>続きを読む

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

3.5

近くて遠いセンターまでの距離。
60年代以降の米英ロック、ポップ音楽史と共に歩んだ黒人女性バックシンガーたちにスポットを当てた、コーラスの力と進化を知る音楽ドキュメンタリーを再鑑賞。彼女たちの多くがア
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.7

デヴィッド・バーンのアルバム「アメリカン・ユートピア」を基にしたブロードウェイ・ショー自体を丁寧に撮ってまとめた大変クールな、音楽ドキュメンタリーって言うのかな?こうゆうの?スパイク・リー ジョイント>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

ヴィム・ヴェンダースの音楽ドキュメンタリー。公開当時流行りに乗って劇場で。まずタイトルに惹かれる。98年当時の下町、スラムっぽいハバナの街の様子が興味深い。再鑑賞して改めて感じる街の時間の流れの違い。>>続きを読む

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

3.5

ヴィム・ヴェンダースが、コンテンポラリーダンサー ピナ・バウシュのドキュメンタリーを制作中に彼女が亡くなってしまう。で、門下生達が、凝ったロケーションや、不思議なセットの美しい背景とアングルで、正直何>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.7

1963年米ワイオミング舞台。山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任された季節労働者青年男子二人が育んだ20年に渉る愛の話。表立ってない陰湿なゲイ差別がリアルで怖い。逃げられない人生の中、じゃれあっ>>続きを読む

蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゲイという言葉に馴染みのなかった学生時代に観た以来で再鑑賞。70年代ブエノスアイレス?の刑務所舞台。ゲイのモリーナと政治犯ヴァレンティンの愛と葛藤の物語。劇中訳「ホモ」と呼ばれてる、ゲイの存在を初めて>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.6

公開当時劇場で観て以来で再鑑賞。香港の地球の真裏で紡ぐ男同士の愛と憂いと哀しみと。これもサントラ持ってるくらい選曲と雰囲気が好きなWKW作品。タンゴ踊ったり、ピアソラの曲を使いたいからブエノスアイレス>>続きを読む

2046(2004年製作の映画)

3.5

公開当時劇場で観て以来で再鑑賞。かっこ良さげで、大人っぽくて、必要以上にWKW。90年代にひっぱり戻されるようなお洒落さに公開当時はちょっと引いたが、あれ?こんな面白かった?いつも通り仮初めに始まって>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.7

行ったり来たりの大人の恋。
初公開時に劇場で観て以来で再鑑賞。部屋を間借りするお隣さんのパートナー同士の不倫発覚後に発展する隣人既婚者同士の恋愛設定がいい。互いのパートナーの顔を見せないのもナイス演出
>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

WKW 4K上映と併せて本作もデジタルリマスター版で特別上映してたのではしごで再鑑賞。香港60年代シリーズ1作目らしい。これも改めて邦題に違和感はある。そんな欲望を描いてたかしら?憂いと色気ある美男美>>続きを読む