前半はワイルドバンチみたいな銃撃戦あり、後半の孤島のジャングルからブニュエルらしさが出てきます。墜落した飛行機の残骸がアヴァンギャルドで面白い。
冒頭の線路。風に舞う新聞紙。線路に溢れる新聞紙。このインパクトは強い。フレームインする新聞紙。この監督は新聞紙までも演出してしまうのか。
共産主義の赤い国。少年少女も規則正しく赤いです。ハードコアな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
吉田大八監督の前作「桐島、部活やめるってよ」は多数の登場人物が活躍する群像劇だった。学校、教室、部活、屋上。画面にも多くの人物が配置され、そこが魅力的であった。
本作「紙の月」は逆に、画面に多数の人>>続きを読む
確かに、トンデモ超大作である。いろいろと方向性間違えて、なんでも詰め込み過ぎて、暴走の抑えがきかなくなった「怪作」でもある。
なので、お薦めはできません。しかし結局こういう映画を擁護するのが俺の役目>>続きを読む
見事に賛否両論。人に薦めることはあまりできないが、「偉大なる失敗作」であり、数十年後にはカルト映画として語られるであろう今年最大の問題作。
実はもっとトンデモ映画的なモノを想像してたが、肉片が飛び散>>続きを読む
<新文芸坐・中島貞夫映画祭>
松方弘樹も渡瀬恒彦もロックでパンク。東映実録物の最強の1本。アクションとバイオレンスが凄まじいスピード感と画面の躍動感で疾走する。
冒頭、大阪の街の空撮をバックに酒井哲>>続きを読む
〈新文芸坐・中島貞夫映画祭〉
う~目の前に中島貞夫監督、高田宏治先生、松方弘樹さんが!
リヴィングレジェンド。3人の神々。トークショーは大盛り上がりでした。
で、本作「893愚連隊」東映京都撮影所製>>続きを読む
青春映画は万国共通です。大体ボンクラが考えることはエロばかり。で、喧嘩して退屈で、この窮屈な地元から出ていきたい。
しかし、ホウ・シャオシェンの青春映画もボンクラ達を描くんだけど独特の詩的な味わいが>>続きを読む
本作の持つ重苦しく暗い空気感、雰囲気はけっこう好きです。オシャレ系サブカル女子男子にも、凄いお薦めなのですが、しかし、ちょっと作り方が優等生的なんですね。
主人公トムは死んだ恋人ギョームの葬儀のため>>続きを読む
照明が凄い!この絶妙な暗さ。ドイツ表現主義みたいな陰影。朝のシーンは全然出てこないので、ナチュラルな光りは無し。徹底的な人工的な照明がこの映画の独特な世界観を構築。
で、本作の監督はアークティックモ>>続きを読む
俺達の愛するフランスのボンクラが帰ってきた!ギョーム・ブラック監督最新作は「女っ気なし」の主演俳優ヴァンサン・マケーニュが、またもやボンクラ男子を怪演します。ギョーム・ブラック監督は「女っ気なし」の作>>続きを読む
はい、けっして人様にはお薦めしません。「ドライブ」のバイオレンスだけどラブロマンスな感じを期待しに観に来たお洒落系カップルが映画上映後に喧嘩してましたよ。まぁ、皆様仲良くしてくださいね。でも、しょうが>>続きを読む
映画は誕生以来、西部の無法者やギャングの撃ち合い、さらにはゾンビや宇宙人を描いてきた見世物小屋的なメディア。だから本作を道徳感や倫理感がないとか言って批判するのは野暮。やっぱり映画は家のテレビじゃ観ら>>続きを読む
全世界の皆様、本当に申し訳ございません。ツァイ・ミンリャンを許してあげてください。
って、なんで私が謝らなくてはいけないのかよくわからないけど、商業映画からの引退を宣言して今後は美術館などで上映され>>続きを読む
「銃刀法不法所持!」「公務執行妨害!」ワウギターの軽快なカッティングがカッコいいジャズファンクを伴奏にして文太さんもチンピラに冒頭からお説教。警察なのにダンヒルのライターをチンピラから強奪。お礼にビン>>続きを読む
日本映画史上最強最凶最狂最恐最競最侠のパンク映画。
まぁ一般的には東映実録ヤクザ映画の名作ですが、見方によっては友情と裏切りの青春映画だし、背景に戦争があるのでシリアスな社会派映画としても観ることが>>続きを読む
岡本喜八監督が西部劇を意識して撮った痛快活劇。
アクションありミステリーあり、笑いもあって娯楽映画のお手本のような作品です。
やっぱり喜八監督といえばリズム感溢れる編集技法。テンポ良くカッティング>>続きを読む
予告編を観た時からフランクの被り物のインパクトが強く、観るのを楽しみにしてた作品。
まぁオフビートなユルい笑いとオシャレ系ミニシアターの雰囲気が絶妙に融合してる印象が映画の前半から感じた。
フラン>>続きを読む
2014年に観た邦画ではベスト3に入る問題作。
若手の監督さんが35㎜フィルムで秘境に住む人々の生活をリアルに描きます。もちろん、山の風景や木々の匂いも伝わってくる自然の美しさをフィルムで撮った映像>>続きを読む
オールタイムベスト級の大傑作。
自分はこの映画のおかげで映像の素晴らしさや絵画的、写真的な構図、カメラワークの動きなどを気にしながら観るようになり映画の観賞方法が多彩になりました。
本作は背景にス>>続きを読む