Renさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

【宮崎駿初心者日記②】

※令和5年に『もののけ姫』の初見感想が読める希少なアカウントはここです。

ちょっと圧巻すぎる。みんなこんなに面白いもの観て育ったの?どう考えても後続の名作群に影響を与えまく
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

【宮崎駿初心者日記①】

※令和5年にトトロの初見感想が読める希少なアカウントはここです。

とても面白かったのでおすすめです。みんなも観たほうがいいと思います。こんなに面白い映画ならもっと早く教えて
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

冒険家と考古学者の顔を交互浴のように浴びせ続け前者の顔の方が強くなってきたこのシリーズにおいて、考古学者・インディを存分に感じさせてくれたところにロマンがあった。ちゃんと劇場で観て面白い映画になってい>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.0

10年以上ぶりに再見。ちゃんと楽しめた。ファンがブーブー言うのも分かるけど、前3作もこれとそこまで大差無いトンチキ映画ではと思う。むしろ何年も覚えていたシーンが何個もあるだけでとても偉い!

このシリ
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.0

全然覚えてなかったので新鮮に観られた。作風は完全に『レイダース ~』に回帰。ナチスが絡むのもそうだし、インディが常に追われる対象であるのも、ロケ撮影が多くを占めているのもそう。

シーンが変わる度に、
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.0

【再掲】

シリーズの中でも断トツで観返したのがこれ。今観ても面白かった〜。前作より明らかにフィクションラインが上がってアトラクションとしての強度が増してる。

インドの魔宮とは似ても似つかない上海の
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.5

【再掲】

意外とアイコン化しているキャッチーな数シーンを除いて忘れていることが多かった。改めて娯楽映画としての楽しさを再確認。そら歴史的名作になるわ。

第二次世界大戦前、ナチスと聖書を主軸にした物
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

『ドロステのはてで僕ら』に続くヨーロッパ企画映画の傑作であり、『MONDAYS ~』に続くインディーズ低予算タイムループコメディの傑作。テンションや帰結の仕方は正直いつも通りのヨーロッパ企画だけど、面>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

タイトルバックとエンドロールのセンスが抜群!これだけで元取れた!前作とは一線を画す映像の鮮やかさ、近作『ナイトメア・アリー』に感じたようなクラシックへのオマージュ、控えめになった?と見せかけて最大瞬間>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.5

105分ならもっと削って90分くらいにできたんじゃ....?と一瞬思ったけど全然許容範囲内!あるあるすぎて最早ギャグな「若くて」「エロい」「男女」が田舎に行く、というそれぞれの要素が主軸と直結していて>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.5

「マルセル可愛いぃ〜〜」以外の感情が吹き飛んだ。家族を探すその姿がSNSでバズり瞬く間に全米の人気者になった2.5cmの貝・マルセルの視点から世界を描く、ハートフルモキュメントコメディとでも呼ぼうか。>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

こんなにファンシーな色使いのジャケットなのに、蓋を開けたらバチバチのノワールを食らわされた。色々な場所で胸糞映画として紹介されるだけはある。監督が『魔法少女まどか⭐︎マギカ』を参考にしたと公言している>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

最近不足していた胸糞悪さをこれ一作で過剰摂取できた。自分は好きだけど表立っておすすめはしづらい最悪の韓国バイオレンス。『悪魔を見た』と同年公開された2010年は呪われている。どっちも悪魔入ってるし。>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

『ミッドサマー』の元ネタとして知られすぎた正真正銘のカルト映画。ジャケットの人形はあんなにデカかったのかよという驚きもありつつ(よく見ると胴体部分に人間が入っているのが分かります)、あまり蛇行せず真っ>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.5

Netflix加入者なら観ない理由が無い!『~ アクロス・ザ・スパイダーバース』が無双すると思われた2023年に現れたダークホース。素晴らしかった。

騎士団が残る未来都市という唯一無二の世界観がまず
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.0

導入から『イエスマン ~』的な普遍の思考実験ヒューマンコメディドラマとして観始めた自分が誤りだった....。どんどん様子がおかしくなり始め、キリスト教ど真ん中へ着地して終わる。賛否分かれて然るべき映画>>続きを読む

超人ハルク(1977年製作の映画)

2.5

今でこそMCUでお馴染みだけど、ハルクの実写映画はこちらが元祖らしい。もちろん現代のブロックバスター的な盛り上がりを期待してはいけないけど、これはこれで、という味わいがあった。

94分と限られた上映
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

オーパーツすぎて事件。まだまだ映画で「一度も観たことがないもの」を観られることの興奮と感動に泣いた。前作だけでも超絶大傑作だったけど、これでこのシリーズは永遠に歴史に残ることが確定した。大人気コンテン>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

久々に再見。今更説明不要の紛う事無き大傑作。金字塔として、世界初長編フルカラーアニメーション映画『白雪姫』とか世界初長編フルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』とかと並んでいいと思っている。>>続きを読む

チキンラン(2000年製作の映画)

4.0

ニック・パークは大好きだけど不覚にも未見だった。これは傑作。アニメでしかできないど真ん中のエンタメは観る時代も年齢も選ばない。

養鶏場で一生卵を産まされ死んでいく真理に気付いた鶏たちの脱走劇。『大脱
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レストレス(2022年製作の映画)

2.5

フランス版『最後まで行く』の存在を教えていただいたのでNetflixにて初鑑賞。正直イマイチだった。ほぼオリジナル(韓国)版の完コピでありながら見せ場は減っているというあまり得の無いリメイク。

オリ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

期待も韓国版も超えてきた。ハチャメチャに面白い!観たことのある藤井道人作品の中では群抜きで面白かったし、何なら海外映画の邦画リメイクの中でもトップクラスでは?とも思ってしまう。今は劇場で観るべき映画が>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

リメイク版と比較したくて初鑑賞。よく「韓国映画」として括られる(2010年以前のポン・ジュノやパク・チャヌクやナ・ホンジンに代表される)、暗くて湿度が高く纏わりつくような居心地の悪さは意外と希薄ながら>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

ずっと面白くなくて、物語が折り返して今作の目玉パートに入ってもやっぱり心が動かなくて、ジャンルミックスな展開は少し面白くて、でも総合して82分と短くてよかったーと思った。現代版『時そば』のような、情報>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

家族/他人/自分とは何か?という永遠のテーマを安易に解きほぐさず愚直に語り続ける是枝裕和監督と、リアルに繊細に言葉を紡いで人間を立体的に見せる坂元裕二脚本が絶妙な一点で交わっている。そしてそれを包む坂>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.5

ゲームを全然やってこなかった人生だけど、DSスーマリ&マリカーは世代だしどハマりでやってた。なのでもちろん懐かしい〜!とはなったものの、ぶっちゃけあんまり面白くなかった。この映画への世間の熱狂はマリオ>>続きを読む

ピーター・パン&ウェンディ(2023年製作の映画)

1.5

映画の歴史上、こういう実写化はダサいからやめようと批判されてきたんじゃなかったっけ?と率直に感じてしまった。携わった人が誰も得してない気がする。この感覚は自分がアニメ版『ピーター・パン』で育ったから、>>続きを読む

ピーター・パン2/ネバーランドの秘密(2002年製作の映画)

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こちらもVHSで食い入るように観ていた。2000年前後の所謂ディズニー暗黒時代に量産された続編群の中で出色の完成度だとずっと思っている。前作を観て今作を観ない意味はよく分からない。傑作。映画というより>>続きを読む

ピーター・パン(1953年製作の映画)

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Filmarksで何度か書いたけど、『ダンボ』『ふしぎの国のアリス』『ピーター・パン』がヘビーローテーションで流れてた(流してた)幼少期を過ごした自分には思い入れ以上のものがある。数年ぶりに再見した。>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

【バンシー/banshee】アイルランド及びスコットランドに伝わる精霊。叫び声を上げ、人の死を予告する。バンシーの叫びが聞こえた家では近いうちに死者が出るとされるが、その死者は勇敢な人物か聖なる人物で>>続きを読む

JUNG_E ジョンイ(2022年製作の映画)

2.0

意図は汲み取れる。意味も分かる。ただ面白くない。虚無。『スパイダーヘッド』を観たときに似た空虚さが蘇った。

舞台は壮大でそれなりに広い画も見せてくれる。でも物語は母娘とその他権力のミニマムに終始して
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.5

もう年間ベストとかの括りでなく絶対に自分の中でずっと大事にしようと決めた。刺激物から逃れ、悩んだり苦しんだりしながら生きる人に送る現代のヒーリング映画。考えたくならない訳がない。

一人っ子でぬいぐる
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

悪く言えば既視感があって新鮮味の無い、良く言えば古典的なオールドスタイルの刑事ものを現代リアレンジしたような及第点サスペンスといった趣。それ以上でも以下でもない気はしたが、でもしっかり楽しめた!

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対峙(2021年製作の映画)

3.5

高校で起きた銃乱射事件の被害者と加害者、子を亡くした双方の両親が会合のために密室で対峙する。エンタメ要素はとても脱臭されているが、優等生の秀作だった。

ともすれば舞台演劇のような状況設定だが、そこに
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

劇場初コナン。原作は10分の1くらい、劇場版コナンは初期数本のみ鑑賞済みの状態で鑑賞。基礎だけ押さえてるレベルのほぼ無知なライトファンの自分でもしっかり楽しめた。

よく言われる①情報量/登場キャラが
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

2.5

【クラフト夫妻】フランスの火山学者・地球科学者で、火山の写真撮影と映画撮影のパイオニアとして知られる。その価値は世界的に評価されていたが、1991年、日本の雲仙岳の調査中に火砕流に巻き込まれて亡くなっ>>続きを読む