ひるるくさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ひるるく

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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.6

連休初日に酒を飲みながら軽く楽しめるかな?と鑑賞してたら思わず引き込まれました。

過去では核などスーパーパワー、現代ではそれを含めた情報を自在に操作し握る者が世界を制する!?といった今のリアルを投影
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セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

4.0

生まれたままの姿で

互いに常識や偏見の

"ボーダー"もなく

あなたと愛し合えたら


幸せなのに


みんなトラウマを抱えてるから

心が傷つくのが怖いから

本音を押し殺し

体で慰め合う
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.4

【英雄ここにあり】

嬴政が中華統一を目指す理由を回想する前半のドラマパートと馬陽の攻防が描かれる後半の戦闘パートが主となるストーリー構成。

前半のドラマは正直、私は原作漫画もアニメもファンなので贔
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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

4.0

【過ぎたるは及ばざるが如し】

相互フォロー様のレビューを見て興味を引かれ鑑賞、セフレの品格(プライド)なんて単語のひとつひとつとしては水と油ほど相容れない言葉で偏見を持って眺めてしまったけど、結果と
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

4.1

ボリウッド、トリウッド、サンダルウッドと様々なストリームが混沌としたインド映画界は今まさに群雄割拠の真っ只中!カオスはやがて大いなるガンジスに流れ込み、世界の大海に旅立つ・・・

控えめに言って何をや
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

3.8

俺の名はロッキー、何よりも名を重んじる男、そしてその名は伝説となる。

『きっと、うまくいく』のボリウッド、『RRR』のトリウッドそして本作はサンダルウッドと呼ばれる系譜。

国力と比例して文化でも益
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

事前の宣伝が一切なし、当日のパンフ販売もなし、この情報化社会で一切の情報を秘匿するというプロモーション自体も作品の一部を成す最高のエンターテイメントだと思いました、鑑賞前にここまで心躍らせてくれた鈴木>>続きを読む

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.6

おし〜えて〜お爺さん、おし〜えてお爺さん、おしえて ~⤴︎ 成人映画の作り方を~

はい、正直言えば仕事帰りに『君たちはどう生きるか』を見ようと思ってました、宣伝なしの斬新なプロモーションでワクワク
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.1

『ヴィレッジ』が藤井道人作品の初鑑賞でした、本作『新聞記者』はだいぶ前から物議を醸した事も含めてずっと気になってた作品ですね。

藤井道人さんの作品は『ヴィレッジ』だけで判断するとそこに行けば何でもそ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

新作のPearlのレビューがタイムラインの多くを占めて流れて来たのでそんなに面白い?と興味を引かれ前作を今、鑑賞終了。

悪魔のいけにえの世界観をアップデートさせた、まさに現代の高齢化社会をも暗喩する
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

【インディの終活を見届ける⠀】

スピルバーグの監督降板、ディズニー制作の影響もあり良い意味でも悪い意味でもマイルドな仕上がりになった印象。

シリーズのファンからすればインディといえば息もつかせぬシ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

山口淳太監督×上田誠原案・脚本のタッグで贈る『ドロステのはてで僕ら』に続く劇団ヨーロッパ企画の長編映画第2弾。

舞台は京都の奥座敷と呼ばれる貴船にある旅館ふじやで仲居として働くミコトが川辺で佇んだあ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

【私にとって究極の映画体験は二番煎じではないサプライズ⠀】

映像に求めうる最先端の文化の極みであり、時を同じくしてDCのフラッシュと同様に"運命"に抗うか従うかの究極の2択を迫られる素晴らしい物語。
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.1

【たった一つのトマト缶から始まるマルチバース】

仮に"もし"が叶うならあなたは世界の理を大きく変える事があるとしてもそれを望みますか?

拭いされない過去も、もう一つの"もし"の並行世界を作り出せれ
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ザ・カラテ(1974年製作の映画)

3.7

土曜日の酒のツマミに何も考えずにスカッとする映画が見たいと迷ってたところ、そうだ!アクションだ!とふとフォロワーさんのレビューを思い出して鑑賞、こういう掘り出し物をおすすめしてくれるなんてフィルマを始>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

怪物だーれだ?
予告編のインパクトと今回は是枝裕和監督が脚本を坂元裕二さんに一任した新鮮さとカンヌ映画祭の受賞やフィルマの高評価を見て居ても立ってもいられなくなり今日の朝イチで初鑑賞。

【誰もが怪物
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.3

The Other One の原題が示す通りもう一人の魔女が主役の物語。
前作のラストでは畳み掛ける様に伏線が張られたが、今作はそれを受ける様に冒頭から時間を過去に遡って魔女"達"のルーツを探る
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

劇場で観ようか迷ってて結局、お流れになってたら早速アマプラに来てる!
もう観るしかない笑

冒頭から80年代のビバリーヒルズコップ、ゴーストバスターズ、TVシリーズのナイトライダー、特攻野郎Aチームの
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まるでケイト・ブランシェットというシャワーを全身で浴びている感覚、ファンとしは至福の時間を過ごせました。
まさに彼女が演じるリディア・ターの独壇場、音楽に対する純粋な愛を感じる作品でした。

冒頭から
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.9

オープニングからバッハのプレリュードの旋律と共に流れるように画角一杯にセンスあるアングルで写し出される数式とQ.E.D.のカットで結ぶ美しいシーン。

チェ・ミンシク3年ぶりとなる復帰作の期待感と相互
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全ては儚い夢だった、一炊の夢、諸行無常、下天は夢か、いくら栄華を極めようが形あるものはいつか滅びるという日本人の無常観にフィットしそうな物語。

事前情報なしで予告編の映像に惹かれて鑑賞。

シャマラ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.6

「そう、そう、俺が求めるマーベルはこの感じなんだよ!ありがとうジェームズ・ガン、そして愛すべきはみ出し者ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

思い起こせば、私をアメコミ映画に目覚めさせたマイベストム
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

黒澤監督のオリジナルと比較すると良く も悪くも脚本が英国紳士の様に"スマー ト"でリアリティが薄まりヒューマニズム礼賛の爽やかさが強く残った印象。

良い点は驚くほどオリジナルに忠実な脚 本でカズオ・
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

本作『search/#サーチ2』を今日この日に見るために、それこそ前日からFilmarksのレビューや昼のランチ、時刻表などを"サーチ≒検索"してからの鑑賞、そうです前作から引き続きネットで皆が"サー>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

4.0

相互フォロー様のレビューを見て興味を引かれ鑑賞。

どんな作品かと言うと、道具を使用せずに己の体ひとつで命綱も付けずに970メートルを誇る断崖絶壁によじ登るというドキュメンタリーです。

普通にタヒぬ
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.0

ある富裕層の娘の婚約祝いの席に、グール警部と名乗る男が一人の女性が自殺した事について事情聴取しにやって来る、そしてその席上にいる5人それぞれと自殺した女性は何らかの関係がありそう、果たしてそれは偶然な>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

タクシーってプライベートな空間の中で運転手と客が好む好まざるに関わらず一緒にいなければなりませんよね、そこで生まれるのは軋轢か絆か?

なんか最近疲れてるのか王道のヒューマンドラマをしかもミニシアター
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から不協和音が不吉さを暗示する劇伴と90年代ホラーを象徴するレトロなフォントや映像から期待感が高まる。

その後も"目覚めた人"の四人の騎士達がゲイカップルとその養女の森にあるキャビン(小屋)に押
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

全編にわたってニコラス・ケイジの湯船に浸かっているような映画、それを心地よいと感じるのはおそらく私の様なニコケイファンだけでしょう笑。

B級感あふれる陳腐な脚本と強引なストーリー展開と映画的にはあれ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.7

はい、デストピア系の胸糞映画です。完全に統制された社会で自我に目覚めた登場人物が反旗を翻すといった近未来SF的なストーリーが多いジャンルの中、この映画の舞台は政治、経済ともに不安定で貧富の格差が激しく>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これは隠れた名作でしたね、女性の生理を語る事自体もタブー視されてた時代に(と言っても2001年の話なのは驚き)、不衛生による感染症から愛する妻や女性達を守るために生理用ナプキンの普及に尽力した男性の実>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

総じて仮面ライダー、エヴァ、シンシリーズそして何よりも自分の好きな物を創りたいという庵野監督自身へのファンサに溢れた映画な印象。

初代仮面ライダーを踏襲したSE、衣装、ガジェット、劇中歌は再放送で見
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

問いかけられている、現代の世相を鋭く反映して寓話に落とし込みまさに私達に問いかけるマーティン・マクドナー監督の真骨頂といった物語。

作中での会話や直接的に砲撃の音が聞こえたり狭義にはアイルランドの内
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジャズが好きなのと前評判に釣られて原作未読で鑑賞。

まずは序盤に雪祈とBARのママの前で演奏を披露する大のソロがフレーズが無限に溢れ出すんじゃないか!?とまるでマイケル・ブレッカーを彷彿とさせて圧
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