cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.8

マリンとジェルビー親子を含め、町の美容院に集まる女性6人の物語。

冗談言ったり、歪みあったり、泣いたり、笑ったり…でも鋼のように強くしなやかな6人それぞれの生き方が、タイトル通り大輪の花を咲かせてい
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

ラストが想像できるからこそ、このすれ違いの多さに、いささか呆れる。

もっと素直に生きましよう!!

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.0

60代後半のバート(アンソニー・ホプキンス)は、長年の夢である改造オートバイで大会に出場することだ。

バートの住むニュージーランドの片田舎から、はるばるアメリカユタ州ボンヌヴィル塩平原まで旅する。そ
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人生に乾杯!(2007年製作の映画)

3.8

81才の夫、70才の妻の老夫婦が銀行強盗を繰り返し逃走する。

コメディのように感じますが、年金の少なさ故に生活が苦しいことや、亡くなった息子への想い…これもひとつの終活でしょうか。

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.5

まだ見ぬ相手だけれど、残して行った日記から相手の考え方や性格を知り、励まされ、好きになっていく。

タイの僻地の水上分校に赴任した、教員経験のないソーンは、前任者エーンが忘れた日記を見つけるところから
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毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

3.6

タイトル通り老嬢(老姉妹)は、悪気がなく孤独な男性を毒入りのワインで安らかな死を与えるという妙な⁈慈善活動を行っている。

この設定がすでにおかしいが、更に奇人変人が集まって来て、大騒動。
主役のモー
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

11才のソフィと父が一夏を過ごした記憶。

父はソフィを愛し、ソフィは父を慕っている。あ・うんの呼吸のように言葉は少ししか要らなくて、そこにいてくれるだけでいい。

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.0

大戦を含んだ1930年代から1980年代まで、2世代4家族の悲喜交々のストーリーが駆け巡り、ラストのフランスの赤十字チャリティーで関係者たちが集う。

その大舞台は、モーリス・ベジャール振り付けジョル
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

しんちゃん、今作もおバカまるだしの騒動。

でも母の言葉「一生懸命友達のためにがんばっているのよー、誇らしいわー」
父の言葉「負けようが笑われようが、胸張って生きていてくれればいい」

…これがしんち
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.0

第二次大戦中のウクライナが舞台。

ソ連やナチからの侵略により、大切な人を奪われて続けるなか、音楽教師:ソフィアは、自分の娘と知り合いの娘たち計4人を匿い育てていく。
幸せが訪れるという縁起の良いウク
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

余命わずかの34才シングルファーザーの窓拭き清掃員:ジョンと4才の息子:マイケルの二人暮らし

死後、息子を引き取ってくれる家庭を探しながら、毎日仕事をしている。
外部窓を拭くために、ハシゴをかけて作
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.4

40代マンネリ夫婦が、エキセントリックな若者夫婦と出会い刺激されていく。

アダム・ドライバーがいい役してます。

バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)

3.6

敬虔なカトリック教徒であるマルガレーテおばあちゃんは、過去に犯した罪を償うため、単身カナダからバチカンに行く。

バチカンに住む孫娘や、カナダから娘が飛んできたりして、女3人のドタバタ…でもしっかりラ
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.6

老人ホームに入れられたくなくて脱走したマーサ、カナダからマーサを探しにパリにやって来た姪のフィオナ、ホームレスのドム。この3人がすれ違いながらドラマが展開するコメディ。

カラフルで、ちょっとオーバー
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.6

オリジナルは台湾版で、こちらは日本版リメイク。

京都を舞台にほぼ同じストーリーです。

マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.8

フランスの田舎に一つ星レストランがあって、その真向かいにハッサン一家が越してきてインド料理店を開く。
お互い飲食店同士なので、敵対するものの、ハッサンの腕の良さから、一つ星レストランのオーナー:マロリ
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マリリン・モンロー 瞳の中の秘密(2012年製作の映画)

-

新たに見つかったマリリン・モンローの手紙や日記を、女優たちが朗読するかたちのドキュメンタリー。

マリリンはすごく努力家で繊細な人だと認識していますが、今作でもそう感じました。幸せになって欲しかった。

わたしたち(2016年製作の映画)

3.8

穏やかそうで仲良しのふたり…に見えるジャケ写真。でも中身は小学四年生女子たちの複雑な人間関係。

まだ自立してない少女たちは、声が大きい者に従って、誤った判断で行動する。
おとなしすぎる故にソンは仲間
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夏時間(2019年製作の映画)

4.0

中学生のオクジュは、父と弟と暮らす。ある夏の日、突然祖父の家に一家で引っ越しし、環境が変わる。

好き放題の弟と違って、オクジュは現状にじっと耐え見守っている。しかし祖父の死をきっかけに、オクジュの張
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サバイビング・ピカソ(1996年製作の映画)

3.4

60代からの10年間のピカソとその愛人:フランソワーズの愛の物語。

ピカソはもはや流行作家、傲慢、女好き…自由奔放の生き方ですね。

ピカソ役は、アンソニー・ホプキンス。ピカソそっくりです。

モディリアーニ 真実の愛(2004年製作の映画)

3.8

画家:モディリアーニの作品は知っていても、本人のことをよく知らなかったので鑑賞。

画家としての苦悩というより、妻:ジャンヌとの愛を描いています。結末は辛い、夭折の画家モディリアーニをアンディ・ガルシ
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ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.8

若者のとんがったところ、繊細さゆえに危ういところ、気怠いところ…

ちょうど私が日本のバブルの頃、こんな感情抱いたなぁ。

台湾のケンタッキーで流れる中森明菜の曲。

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

3.6

美男美女でもなく、なにが起こる訳でもなく…繰り広げられる日常が愛おしい

マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン(2021年製作の映画)

3.6

マリメッコのウニッコはあまりにも有名ですが、そのデザイナーがこのマイヤ・イソラ。

その生涯に渡り、多彩かつ多様なデザインの変遷を遂げていて、びっくりしました。旅好きだった彼女は、異国の地から新たなエ
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.2

児童文学:ごんぎつねがストップモーション・アニメで美しく蘇ってます。

木彫りの主人公たちが、この物語の温かみを表現してます。ごんは決して意地悪ではなく心根の優しい生き物だのだと思うと、胸が熱くなりま
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

ストップモーション・アニメですが、素晴らしい表現力です。

三味線を奏でながら、折り紙を自在に操る不思議な少年:クボは、家族の因縁で亡くなった父と母の仇をとるため旅に出る。

製作側はアメリカなのに、
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

-

松浦弥太郎さんにとっての旅とは…

日常でとり散らかった心をリセットし、自分を笑顔にしてくれる。

あー、一人旅がしたくなった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

東京の高級住宅で、名家で育てられた華子(門脇麦)と、地方から頑張って上京した美紀(水原希子)

接点のなさそうな2人が出会うのはいいのですが、もうすこし現代的に女性が意思を持って人生を切り開いていく展
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.6

三つ星を維持するため奮闘するアレクサンドル(ジャン・レノ)と、腕を買われたジャッキーシェフ。

ふたりが二人三脚でドタバタコメデー。他店に潜入するため、身元を隠すために日本の武士と芸者の扮装には笑えま
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.6

神戸:宝塚から西宮北口までの短い距離を走る阪急今津線。
その車内に乗り合わせた人々の群像劇。

車内で大声でおしゃべりするオバサンたちに喝を入れた宮本信子は、さすがの貫禄。

エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

3.6

19世紀末のフランス上流階級のヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)が結婚し、子宝に恵まれる。
そしてその次の世代、また次の世代へと、命は受け継がれていく。

やや単調ですが、華やかさはピカイチです。

トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

4.5

映像と音楽がとても美しい。

映画としては親切ではない展開ですが、これは登場人物の心象風景なのだと思う。無邪気で、はかなく、そして罪深い。そして神と共に生きる。

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

身体は男性、心は女性のララは、バレリーナを目指す。

バレリーナは体のラインがあからさまに出るので、ララはとても苦慮している。父親の同意のもとで治療の最中でもあるが、思うようにもいかず、周りからも変な
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.8

事件のカラクリを知るため、ロジャー(ケーリー・グラント)は逃げる、追う。次々に事件と困難が待ち受けて、観ているほうもハラハラドキドキします。サスペンスだけではなくロマンスもあって、見応え十分。

ヒッ
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