ラーチャえだまめ

ディストピア 2043 未知なる能力のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

3.0
『カラスに「お座り」させるのとはわけが違うんですよー』




【ディストピア2043 未知なる能力】!!!……ハイ撤収!!!…え?だって「◯◯◯+年号」のタイトルで面白かった映画ってあります?毎年必ず地球に落下するアルマゲドンの如くこのタイトルはちょっと期待出来ないな……なんて思いながら前回ご紹介した「ドント・ストップ」のすぐ次の回だったのでついでにポチっと……まぁまぁあたり前田のクラッカーですが原題は、んなク◯なタイトルではありませんのであしからず___ちょっと気になったのが


“製作総指揮にタイカ・ワイティティ”


ですって?いやいや本当ですか?そんなただの“名前借り”かと思いきや本作の監督ダニス・グーレという女優監督さんとは15年以上の長い付き合いで割とガッツリこの映画に関わり合いがあるっぽい?そしてこのグーレ監督とワイティティの“接点”。この2人にはある共通の“ルーツ”があるのだそうです。そしてそれこそが、これまた作品の「テーマ」にもなっているという





北アメリカの先住民“クルー族”の未来は如何に!?




先住民?クルー族?ディズニーランドの白い船に乗った時に遠くから手を振ったくらいしか縁もゆかりもおかかもないインディアンの話みたいですねー。でもって2043年ですからガッツリ本作はまごうことなき「SF」なんであります。そんな現在カナダの人口4パーセントを占めるという?イヌイットと並ぶ最大民族をテーマにした異色のSF映画、一体どんなケミストリーを生み出しているのか


11歳の娘がイヤイヤながらも徐々に訓練所に“洗脳”されていく様子とか、既に洗脳しきった息子と数年ぶりも再開も歩く機械と化した息子と心通わすこともなく息子に射殺される母親……などなど行き過ぎた軍事国家のおそロシアな光景なども目の当たりにするのですが、民族、文化、恐怖政治……全体的にまんべんなく練り込まれてはいるけど、そのどれもが浅はかだった、みたいな感じですねー。


↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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