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ウーマン・トーキング 私たちの選択のsymaxのレビュー・感想・評価

3.7
"何もしない…残って戦う…ここを去る…"

男たちがいない二日間で、残された女たちが選んだ道とは…

なんともやりきれない…キリスト教の一派で独自のコミュニティ社会の中で起こった凄惨なレイプ事件をきっかけに、女性たちが進むべき道を徹底的に議論する作品であるのですが、そもそもこのコミュニティがアーミッシュ的で…悪く言えばカルトなんですけど…考え方の根本に宗教色が強いので、私的には今一つ理解に苦しむところはあります。

女性たちが議論を重ね、"赦し"とは何かが露わになるあるシーンで、魂が揺さぶられるのをまざまざと感じます。

基本舞台のような会話劇なので、演者の力量がモロに伝わるスリリングさがある中、何れも凄まじいハイレベルな演技なので、観ていて正直疲れます。

終わってややぐったりとなった状態でエンドクレジットをボーっと観ていると、制作には、最初から男たちを赦す事を強要する長老として出演していたフランシス・マクドーマンドの名前と共に、制作総指揮にブラット・ピットの名前が…
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