KojiTakeuchi

夫とちょっと離れて島暮らしのKojiTakeuchiのレビュー・感想・評価

4.8
思い切る大切さを感じた映画。
東京から奄美群島の加計呂麻島に期間限定で移住した画家・イラストレーターの ちゃず さん、夫から離れて島で絵を描きその暮らしをインスタで発信する中で人気に。監督もその暮らしに興味を持って取材を始める。
ちゃずさんが島の西阿室地区に溶け込めたのは、マムさん、ヘイ兄さんという理解者、媒介者がいたことも大きいが、それ以上に、ちゃずさんの絵が地区の人たちとの繋がりを強くしてくれたように感じた。
インスタの漫画とはまた違って、彼女の壁画やライブペイントはその色使いが強く印象に残ったけど、これは東京にいる頃からなのか、島に来てからなのか気になる。
島から離れていく人たちに、「ありがとう」や「またきてね」「達者でな(古い)」じゃなくて「がんばれ」と声を掛けているところがずっと胸に残った。