KojiTakeuchiさんの映画レビュー・感想・評価

KojiTakeuchi

KojiTakeuchi

映画(140)
ドラマ(0)
アニメ(0)

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

5.0

Mr.Childrenが主題歌だからとかじゃなく、抉られるとても良い映画だった。

ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

4.8

シネマスコーレでクストリッツァの「青春ジャック」!どんな監督でもやっぱり最初はこんな青春映画を作ってしまうんだ。
デビュー作にしてすべてがしっかりエミール・クストリッツァ。けれど、切ない出会いと別れ。
>>続きを読む

数に溺れて(1988年製作の映画)

3.5

通底する美学に反すると消されてしまうという身も蓋もない作品。
R100の感じにも似てるけどあそこまで開き直らず、ウェス・アンダーソンにも似てるけどポップさの欠片はない。シニカルなようでもあるが、しかし
>>続きを読む

あっちこっち じゃあにー(2023年製作の映画)

4.5

結論面白いけれど、かなりチャレンジングな作品。うまくいかないことをうまくいかないようにやってしまったら、映画自体もうまくいってないようにみえてしまう場合があるから。
それでも面白かったと言えるのはちゃ
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

3時間あっという間の驚異的なシナリオ。実験までのオッペンハイマーたちは、「ここまで来たら、止められるか」くらいの思いで突っ走ったのかも。
でもでもでもでもそんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!
不快だわ
>>続きを読む

その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.9

名古屋港の近くで船員のための病院として誕生した名古屋掖済会病院。「断らない救急」を掲げ、戦後の高度成長時も急増する交通事故に対応するなど、地域の救急医療の最後の砦であり続けてきた。
港と工場と国道が交
>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

4.1

まさに自分がお笑いを好きなのはそこに人間味と愛情が感じられるからで、この映画はその醍醐味をつぶさに写し取ってた。
塙新体制で多くの人気芸人を受け入れる中で、この映画ではもうみんなが忘れかけていたような
>>続きを読む

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.9

日本とは一味違う欧米の古書の世界。
やはりアメリカやヨーロッパのほうが出版の歴史が深く長く続いてきたためか、希少本にも現在でも価値の高さを感じられるものが多かったように思う。
しかし後半はそんな希少本
>>続きを読む

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

4.2

大怪獣だけでなくブレーザーも「首都」に激突!「なんでこんな?」と思った演出も実は伝えたいことへシンプルに繋がっていて、こちら側が申し訳ない気持ちに。
バトルシーンはこれでもかというくらい長尺てんこもり
>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

5.0

「劇場版 神聖かまってちゃん」にも通じる風を感じた。「ソーシャルネットワーク」とか「エンロン」とかにもあった、でもそれ以上に最後は爽快感すらある。
配給会社は宣伝の仕方をもうちょっと考えるべき。今のや
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

とてもよかった。

追記) 今のタイミングで見られたのが良かった。
いつのときもそこにあり、身につまされる思いと聞こえる声。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

想像していた以上に中村区の映画。笑
東出昌大はWinnyで初めてちゃんと見たけど、この作品でも同じ熱さとこだわりと諦めと明るさが素晴らしかった。
若松監督は2012年に亡くなられていたんだ。自分が初め
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

よかった。冒頭以外文句ない。
ゴジラが終わらない理由も描いていた。
しっかり彼を見たのが初めてだけど、神木隆之介はいい役者だな。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.6

印象的な画の作り方が特徴の監督だが、「グランド・ブダペスト〜」ではそれがどうも重厚な物語と釣り合いが取れてない気がしてた。今作はその辺のバランスが程よく、荒唐無稽さが舞台設定に合っている。
1950年
>>続きを読む

SAND LAND(2023年製作の映画)

2.8

正直厳しい。鳥山明らしさはあって、終盤はそれなりに楽しめるけど、結局子どもが面白いと思えないのであればダメだ。
訴えたいことはわかるし、戦車とか戦略的な面とかやりたいのもわかるけど、やけに説明的だった
>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

大好きなトランスフォーマーシリーズで初めてビーストウォーズの要素が入ってくると思って見たけど、その辺はキャラクターとして出てただけで、主役はモービルから変化するいつものメンバー。
人間ドラマも導入とし
>>続きを読む

我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

5.0

ドラマ化されたときに毎週ビデオに録るくらい気になってたけどそれもすべては見れず、ようやく念願の林海象監督のオリジナル第一作目を4Kリマスター版で。
すべてがカッコよくて面白く、シリアスで切ない。ミッド
>>続きを読む

我が人生最悪の時 4K デジタルリマスター版(1994年製作の映画)

5.0

ドラマ化されたときに毎週ビデオに録るくらい気になってたけどそれもすべては見れず、ようやく念願の林海象監督のオリジナル第一作目。
すべてがカッコよくて面白く、シリアスで切ない。ミッドランドの大音響も迫力
>>続きを読む

まーごめ180キロ(2023年製作の映画)

4.3

至言、名言、まーごめの連続だった。
※Aマッソのドキュメンタリーも見たい。
@シネマスコーレ

パルチザン前史(1969年製作の映画)

4.1

脈絡のないリーダーの話から状況は次第に写実的になり、先の見えないドキュメンタリーの醍醐味を醸し出す。
昔は権力って言葉をやけに持ち上げてたのかな。全国から見ればミニマムな運動が鉄塔とヘリコプターによっ
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

七夕の良きお話でした。
映画じゃなくても良い気もするけど、日本映画を感じる場面もありこれはこれで。
大画面だと酔いそうになるのであまり前に座らないのと、途中からどうしたらいいかわかるので良きところで目
>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.1

トリッキーで見逃せる瞬間のない映画。
ある種の一途な愛を描きつつも現実はうまく行かないようで、終盤はシュールなもしもに呆気に取られたり置いていかれたり。しかしうら寂しさもある不思議な物語。
@名古屋シ
>>続きを読む

劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro(2023年製作の映画)

4.4

ドラマ主題歌で縁のあった十勝・帯広、ライブが中止になったことから重要文化財の幼稚園舎での"ひみつ"セッションを映像化。
この15曲はあまり聴けなかった曲も多く満足。あとやっぱり「冷たい頬」が一番好き。
>>続きを読む

啄む嘴(2022年製作の映画)

4.1

おもしろい。画の切り取り方が好き、これをこうしたらこうなるみたいな。
断片は断片のままでいいし、関係があってもいい。
最初からおかしい。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.6

ジョジョ知識もなくドラマも見逃していたが、まったく問題なく面白い。
漫画やミステリーの要素はもちろんだが、純粋な日本映画の語り口があり、重厚な魅力に仕立てていた。

>|