このレビューはネタバレを含みます
リサーン・アル=ガイブに心酔するスティルガーがもはやかわいい。
前日にパート1を鑑賞したおかげか、記憶も鮮明なまま内容がスッと入ってきたので、余計楽しめたと思う。
パート1でとても興奮したデザインと音楽に磨きがかかり、鑑賞中何度も鳥肌が立って大変だった笑。
特にフェイド=ラウサの誕生日を祝うシーン。
惑星ジエディ・プライムが「高度な工業発展により自然光に色がなくなった」という秀逸な設定で目を引くが、その空に上がる祝砲の花火。そのデザインがもう芸術的。
おおお、と声が上がりそうなのをグッと堪えた笑。
音楽は砂漠の景色に合う民族的な歌声が特に好きなんだけど、未来的なヴィジュアルの多いデザインと、その渇いた声が度々相反するイメージでゾクゾクするのが堪らん。
あとサンドワームを呼ぶタンパーがいちいち良い!砂に響く重低音が、サンドワームという脅威を呼ぶ不安と緊張感を煽って、その度にハラハラワクワクしちゃうよ!
話の展開としては、パート1より盛り沢山なため更なる謎が生まれていくつかはまたハテナだったけど、振り返れば細かい部分であれは伏線だったのかなと思う所もあり、置いてきぼりにされないのがとてもよかった。
ポールが最後の試練でサンドワームを乗りこなすシーンはもう、すごすぎて語る必要ない気がする。笑
それにしても、ジェシカが教母になるあたりからはもう、あれ?この人って悪魔だったっけ?と思うほど彼女に恐怖を感じたわよ…こわい
そしてポールが無事覚醒してリサーン・アル=ガイブになってからの心理描写がもう少し欲しかったなと思うのと裏腹に、ありのままのポールを愛し預言通りにリサーン・アル=ガイブになっていく様を受け入れられず苦しむチャニの様子に感情移入を促されている気がした。
ラストシーンでの泣きそうな強い眼差しで終わるのを見届けると、パート3でもポールとチャニの恋愛もきちんと描かれるのだなという期待ができる。
というわけで、全体的に見て傑作かなと。
パート3でもスティルガーが目キラキラさせて いのいちばんに「リサーン・アル=ガイブ!!」って言うの見たいな!笑