HiromiA

デューン 砂の惑星PART2のHiromiAのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.5
ホドロフスキーが断念し、デヴィッド・リンチが失敗したデューン砂の惑星の映画化はドニ・ヴィルヌーヴの二部作によって無事成功したようです。まあ断念の過程を描いた「ホドロフスキーのDUNE」を見てホドロフスキーのDUNEはみてみたい気がしたけど万人には受けないだろうなあと思ちゃっていたし、リンチのDUNEは面白かったけど楽しくはなかった。あの分厚い(文庫本で4分冊)砂の惑星を2時間にまとめるのは無理だと思っていたけど二つ合わせて5時間強でまとめ上げたのは素晴らしいい。リンチ監督の時代から映像表現におけるCGの進化は目覚ましく、サンドワームを映像で見た時にはやっぱり感激しました。この後編ではポールの成長がメインとなるのですが、フレメン戦士になっていく過程はなんかよかったんだけど、アラキスが重要な資源惑星だからと言って、皇帝を拉致し王位をよこせっていってそれが叶ってしまうってどんだけ矮小な組織なんだろう、とは思った。原作は1965年に発表されているものですから、世界観はそのままでも現代風にアレンジしないとちょっと時代遅れに見えてしまう。次回作は「デューン砂漠の救世主」をパート3として映画化する予定のようなのでしっかりアレンジして欲しいものです。ティモシー・シャラメかっこよくなったなあ。
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