ケーシー松川

デューン 砂の惑星PART2のケーシー松川のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.2
DUNE砂の惑星PART1を観てから感じた、スタジオでのセット撮影より、砂漠での大規模ロケーション撮影に主幹を置いたことでの圧倒的な世界観と観客席からの没入感がたまらない作品ですね!

作品の世界観とハンス・ジマーの音楽のマッチングも良くて、物語のアクションシーンやクライマックスも本当に心地よいです!

PART1の時から感じていた私の個人的な印象として、壮大なSF作品に日本古来からある戦国時代の映画や大河ドラマ作品とが融合しているような感じがして、SF映画が苦手な私の親世代にも観やすいと感じています。
ただ・・・大河ドラマのように観やすい補足情報やナレーションがないだけで、編集やドラマの見せ方としては通ずるものがあると感じています。

・利権争いを行う一族同士の思惑や陰謀。
・その一族達をコントロールし地位を守ろうする皇帝(朝廷)。
・没落した一族の生き残りと現地民族のゲリラと協力体制での共闘。
・人心掌握するために現地民族の宗教を利用した政治。
・主人公の成長と悪党たちへの復讐劇。
などなど、けっこう見応えがある展開が多いので、場面転換にちょっと追いつけない部分もちょっとありましたが、長いですが何度も観れる作品だと思っています。

ただ・・・PART3で終わりそうな気配がないので、起承転結で4部作なのかなぁ・・・って思っています。