★一度目（109湘南先行、3/8）
◼︎原作を読み、リンチ版と2000年のTVM版を観ているけど、やっとフランク・ハーバートが思い描いていた理想のヴィジョンに一番近い形で実写映像化作品として結実したっぽいので、ファンとしてはただただ涙、もう言う事なしです！
★二度目（3/25）
◼︎嫌いな映画館にGT画角を人質に取られた気分で渋々池袋のあそこへ、普通のIMAXで観ても「ああここ上下見切れてんだな」とはっきりわかるカットがあったので答え合わせ感は強かったけど、上記の通り感極まっているので、超巨大なスタンダードサイズみたいな画角を堪能しました
◼︎原作と大きく違う点で言えば……チャニ！『DUNE pt2〜チャニが怒ってる〜』と言う副題を付けても良いぐらい魅力的
◼︎どんどん拡大/拡散していく〝ムアッディブ＝リサーンアルガイブmeans VOICE FROM OUTER WORLD〟信仰に基づく熱狂を、チャニだけが冷ややかに見ている（原作もこんな感じだったかな？）
◼︎原作の終わりのチャニはあんなではなく「ええんやでポール……（私はしおらしい女ヨヨヨ……）」みたいに身を引く感じなので、あの改変で大正解、というかなんか砂蟲掴みの機器をジャッ！と広げる最後の勇姿がナウシカっぽくて泣いてしまった
◼︎もう一人のMVPはやはりレベッカ・ファーガソン、ポールの母親から〝教母様（Reverend Mother）〟へ、その変貌ぶりが圧巻だったけど、「（フレメンに）希望を与えた」「希望なわけがあるか！！！」とポールがブチ切れる一幕、ポールが最後に原理主義者たちの前で大演説を打つシーンで「（……落ち着いて）」と人知れず呟くシーンとかもうめちゃくちゃ最高、つまりこの母子はある種の共犯関係に近いそれがあるのだ
