このレビューはネタバレを含みます
下半期一発目は、ブラックフォン!
とても出来の良い上質なホラー映画です。
フィニーが監禁された地下室にあった線の切れた黒電話、鳴るはずのないその電話に、過去に誘拐され殺された同じ年頃の子供達からメッセージが届く。
・タイルの下の土の部分から穴を掘って脱出しろ
・隠してあるコードを使って小窓から逃げ出せ
・玄関に付いている南京錠の解錠番号は…
・壁を壊せば冷凍庫の裏側から入って逃げられる
・受話器に土を詰めて重くして犯人=グラバーを倒せ
フィニーは全てを試すが、どれもあと一歩で上手くいかない。
妹の予知夢も惜しいところまでしか解明出来ず、一見変人な犯人の弟の地理的プロファイリングは実は正確だったがあと一歩で、弟は兄グラバーにアタマを割られて、フィニー絶対絶命。地下室の出口にはグラバーの獰猛な飼い犬が居て逃げ出せない…
とうとうグラバーと対峙するフィニー…
ここから先は映画を観てください。
少年達の電話でのメッセージは無駄ではなかった。全てに意味があった。なるほど!となります。胸糞悪いエンディングの映画もまた一興ですが、この作品はスッキリと終わりを迎えます。…殺された少年達の命が戻ってくる訳ではありませんが、魂は安らぐ事でしょう。
因みに、原作者のジョー・ヒル氏は、スティーヴン・キング様の息子さんなんだそうですね。
二代続くんだな〜才能って(笑)近い将来、ジョー・ヒル原作の名作が沢山生まれるでしょう。きっと。