雨雲模様

オッペンハイマーの雨雲模様のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

3時間の長丁場を眠気対策のカフェラテを飲みながら鑑賞したのだが睡魔が襲ってくるにつれカフェラテを飲み何とか3時間を寝ることなく鑑賞した(汗)

ソ連との冷戦時代に行われた赤狩りのシーンのほうがストーリーのメインで、要はオッペンハイマーは共産主義者ではないのに妻のキティをはじめ周りが共産主義者に囲まれているからソ連のスパイではないかと疑われた末に汚名を着せられた。

そのためかずーっと取調のシーン。

結局裁判で負けてしまうのだが亡くなるまでに功績が認められたところでエンディング。

オッペンハイマーの複雑な性格をキリアン・マーフィーが演じ切っているのも見事だったし、そこは評価するべき点だと思う。見る価値のある迫真溢れる演技には拍手を送りたい。

一部は原爆のシーンについて抽象的にしか描かれていない事に批判されがちだが、これは原爆映画じゃなくてオッペンハイマーの物理学者としてのキャリアのスタートから物理学者としての栄華を描いているので、分けて考えたら改めて凄い映画だと思う。
雨雲模様

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