#オッペンハイマー
物理学者として、ユダヤ人を救いたいという正義感から始まった原爆の発明
これが、日本の歴史を変えていくと誰が想像しただろう
実験結果を望む科学者としての欲が1番恐ろしかった
時に偉大なる発明は、人類に脅威を与えるものになると私達は覚えておかなくてはならない
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耳を塞ぎたくなるような爆発音が
何度も何度もあって
当時、広島に投下された原爆が
どれほどの脅威だったのか
私の想像を遥かに超えていた
遠縁ではあるが叔母が広島出身ということもあって
原爆記念館も幼少期に訪れた
そこで、オッペンハイマーのことも知り
伝記を読んだことが私の中できっかけになっている
物理のことは、全くわからないが
当時、先生にわかる範囲で教えてもらい
人間の発明というものが予想を超え進化すること
そして、それが必ずしも良い面だけではないことを当時は学んだ記憶がある
この作品を観て
オッペンハイマーをはじめ、科学者達が作り上げたものの結果を見たいという欲がなければ、広島に投下されることはなかったかもしれない
戦争が違う形で終わったかもしれない
オッペンハイマーが、広島や長崎の現状を見て、いくら罪悪感を覚えたとしても
現実は変えられない
"もし〜だったら"
それは、失われた命を前に語ることはできない
何か新しいものを発明するということは
そこに競い、争う勢力があり
戦争の恐ろしさは、その常識を変えてしまうことだ
何万人の命を犠牲にするとわかっていても
きっと、誰かが原爆の投下をしただろう
アインシュタインの言葉が、とても印象的で今の時代にも通じるところがあると思った
発明や功績
それが、戦争に使われることがないように
この作品を観て心から願う