安全な国に行きたい！
その願いは政策,政略によって打ち砕かれる
ベラルーシとポーランドの国境付近で起こっている難民の現状は、"移民の武器化"と言われ利用されてしまう
深い森を彷徨い弱き者が犠牲になる世界が今も続いていることは許されるのか
今作を観て感じて欲しい
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ウクライナとロシアの情勢を
ニュースで知らされる私達は
ヨーロッパの国々で起きていることなど
きっと一部の人達しか知らないと思う
そういう私も、本当に恥ずかしいことだが
社会情勢に疎い
難民・移民問題も、この作品を観なければ
深く考えることはなかった
森の中に国境があり、日本で言えば県境になるだろう
その森の中の国境を行ったり来たりするピンポン玉(難民)
そんな悲しい例えまである
難民は受け入れても、移民(密航者)は力づくで捕まえる非人道的な現実があって
国の政策で安全な場所へ移動したはずの人々は、家族を失い家を失う
2015年ごろから、この問題は起こっていて、何万人の人々が犠牲になっている
ドキュメンタリーではないが、俳優陣も難民生活を送った方が多いせいか
とてもリアリティを感じる
また、悪者にされがちな国境警備隊も
心を病む方もいて胸が苦しい
誰も幸せにならないことがいつまで続くのか？そんな自問自答をしてしまう
すぐに何かできることはないかもしれないしかし、この映画を通して何が起きているのか、知ることが第一歩だと思う
国が隠したがっていた事実を目にすることができる
その権利を得ている私ができることは、この作品をこうして1人でも多くの人の目に触れてもらうことだと思う
5月3日から公開です
