タカシサトウ

彼女を見ればわかることのタカシサトウのレビュー・感想・評価

彼女を見ればわかること(1999年製作の映画)
3.5
 5つのストーリィがそれぞれ展開され、微妙に交錯し合う。そして、どの話の主人公も孤独や不安を抱えている。 
 
 医師のキーナー(グレン・クローズ)も、支店長のレベッカ(ホリー・ハンター)も、占い師のクリスティーン(キャスリタ・フロックハート)もそれぞれ孤独を抱えている。

 また、盲目の女性キャロル(キャメロン・ディアス)も、その姉で刑事のキャシー(エイミー・ブレナン)も、思春期の息子を持つローズ(キャシー・ベイカー)も何らかの不安を抱えている。

 それぞれその経過が流れるけれども、話が短いので、深まらずに次の話に行ってしまう。5つの話が、微妙に交錯し合って、関わってはいくけれども。

 しかし、グレン・クローズは存在感あるし、キャメロン・ディアスは美しいし、ホリー・ハンターの寂寥感は凄いと思った。

 どの話も悪くないけれども、どれかの話に絞って、やってくれたら、良かったかも(2022.8.7)。