ギルド

ある詩人のギルドのレビュー・感想・評価

ある詩人(2021年製作の映画)
4.3
【功利/資本主義に抗う詩人の奮闘劇】【東京国際映画祭】
現代を生きる詩人が権力に抗って処刑された19世紀の詩人に思いを馳せるヒューマンドラマ映画。

デジタル作品(映画、ゲーム、テレビ)や功利/資本主義に呑まれる中で生きる詩人の抗うお話。
どこか見えない事で逆に怖い恐怖であるとか、遥か上の存在にいる偉人たちを捉える描写とか、ホールのどこか寂れた描写とか魅力的でした。

ダルジャン・オミルバエフ作品は初めてですが偉人の出来事を推測しつつも自分事のように捉えたり、国や文化への愛や憂いを表現するのは素敵でこうゆう映画を見れて良かったです。

そんな硬派気味な作品ではあるものの、某YouTuberのオフ会0人みたいなシーンや家電コーナーでオタクがPCいじってネットサーフィンする的なクスッとなるシーンもあって様々な色合いが存在する良い映画だと思います。
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