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カールと共にのrebのレビュー・感想・評価

カールと共に(2021年製作の映画)
3.8
ベルリンの爆弾テロで母と幼い双子の弟たちを亡くしたマキシ。被害者家族としてマスコミに追われるマキシを助けてくれたのはカールという青年で、ヨーロッパを救うのは自分達若者だというアカデミーに誘う。
傷つきながらも、父親と悲しみを共有できず孤独感に押しつぶされそうなマキシは、魅力的な青年カールの誘惑にどんどんのめり込んでいく。
カールの組織の卑劣さ、若者の心を掴んで扇動していく巧みさがわかっている身としては、彼女の「悲しいけど幸せ」という心境の変化は観ていてかなり辛かった。
弱っている時に近づいて来るヤツには気をつけよう。
それにしても英語、ドイツ語、フランス語を巧みにあやつるヨーロッパ民、やっぱすごいなぁ〜。
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