計6.7回は見ていますが、恋人と別れた直後に見るのは初めてだったのでレビュー。
個人的に邦画の恋愛映画で1番好きです。私は、邦画の恋愛映画にはリアリティを求めるのですが、この映画の2人のカップルだけの空気感やノリがリアルすぎる。側から見ると小恥ずかしいようなやり取りの表現が凄まじすぎて脱帽です。
構成も未来→過去に向かうという「思い出す」構成で、コロナ禍や猫のなつき具合など節々で時代の変化を感じさせる表現も見事。初見では分かりづらい部分があることは否めませんが、見るたびに新しい発見があり、つい何度も見てしまう。
メインの2人だけでなく、時間を逆境する恋をする人、同性に恋をする人、先輩に恋をするが、すっかり忘れてしまう人、ナンパから結婚する人など様々な恋が描かれており、物語の深みが増している。
辛い思い出も楽しい思い出も、人との出会いも、たまに「ちょっと思い出して」明日からも生活していこうと思わせてくれるとても素敵な映画です。色々思い出したなぁ。
