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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのowlマンのレビュー・感想・評価

3.5
精神病院で長年隔離されていた少女“モナ・リザ”、ある赤い月の夜に特殊能力が目覚め、自由を求めて逃走する...。

ポップでダークな世界観に、
EDM、ロック、サイケデリックな音楽がより劇中もネオンカラーに染めて
“特殊能力”を使った逃走劇というよりは、“特殊能力”が物語としてはあくまでも付属品で、“モナ・リザ”と出会う人々との交流って感じで、彼女の特殊能力を使って悪巧みを考える人や、彼女を守りたいと願う少年等の出会いを通して、自由への逃避行はどこへ向かうのか!って映画でした!

名前通り不思議な魅力のある少女役の“チョン・ジョンソ”さんが良かったです。笑みをこぼさず、不気味さが滲み出ている彼女が自由に羽ばたいた時の“微笑み”が本当に可愛いかった。

音楽や映像は良かったし、楽しかったけど...人間図が個人的にはイマイチでした💦

ハリウッド警官あるあるですが、
主人公を追警察官が太り過ぎなのは...
追う気があるのか?って思うし、匿う親子の関係が希薄過ぎて...最終的にも“本当?”って思う節があって...ちょいモヤモヤが残りました。

しかし、“モナ・リザ”と序盤に出会う、イケイケパーティピーポーな男性“ファズ”が『これは...モナに近づいて...こっぴどくヤラれちゃうな』キャラクターと思っていたら....私は愚かな自分を猛省しました💦ごめんなさい、『ファナティック』の時のジョン・トラボルタみたいな変な髪型して...って思って。格好良かったよ!!

チョン・ジョンソさん、
今作がハリウッドデビュー作って事らしく、これからどんどんと色々な作品に主演して欲しいです!


〜与太話〜

劇場でチケット購入時に、
おじいちゃんが店員さんに『ロマンポルノはやってないの?』と訪ねており、やっておらず『じゃあ、今観れる映画は?』って聞いたら、この映画をススメており、それを許諾。...えっ?おじいちゃんにはビビッド過ぎない!?と思いましたが、おじいちゃんは静かに観て帰っていきました...感想聞いてみたかったです。
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