1990年公開の『フラットライナーズ』のリメイク版
妹を事故で亡くした。医学生のコートニーは死後の世界に関心を抱いており、友人と“心臓を停止後、蘇生”をするといった実験を計画する...
リメイク版は、
“ヒューマンサスペンス”から“ホラー”寄りになっていました...それが良しか悪しかは...あなた次第です。
...正直、私は1990年版の映画の方が断然好みでした。
主人公たちが背負った“罪”を犯した年齢が幼少期とかではなくて、最近の事なので..記憶の奥底に秘めるには早すぎるし...赦され辛い事をしている人もいるし...なんかモヤモヤが残りました..
✨パリピシーンも...なんか嫌でした...
医療機器が、現代的になって臨死体験中の脳波の動きを見たり、調べたりするのは、さすがに時代が進んでいる感じが出て良かったです。
あと、1990年版に主役でした“キーファー・サザーランドさん”が役柄や役名は違いますが...医学生の先生として登場していて...テンションが上がりました!
↓以下ネタバレも含むかも知れません
臨死体験の映像が整い過ぎて...主人公たちと一緒にVR体験しているみたいでした。特にリメイク前は臨死体験が“主観”なのに対して、今作は“俯瞰”で、カメラで撮っている感が強くて...映像としても少し面白味が減ってしまったと感じました。
同級生のパソコンをハッキングして恥ずかしい写真を学校にばら撒いた“ソフィア”に関しては、“赦し”よりも“これ以上の私の人生に介入して欲しくない!”って印象を受けました...それなのに晴れやかな顔をしていたのは...デジタルタトゥーがあるご時世になんて事を...!コイツめ!私が現れてやりたい!って思いました。
コートニーの、“妹”を死なせてしまった後悔や、“妹”さんが自身への恨みをもっているかもしれない事が、自分自身の“恐怖”の具現化として、己を追いやろうとは....多分、“妹”さんは恨んでなんていないと思うけど...せめて死後の世界ではお互いを赦しあっていて欲しい“悲劇”でした💦