面白かったです。
大友克洋の童夢にインスパイアされた作品だってことで、鑑賞後にマンガのほうも読んでみたのですが、大まかな舞台設定以外は配役もストーリーも違うのに、ちゃんと原作(ってわけでもないか)の良さを表現していて、双方良い作品だと思いました。
超能力の描写についても、鍋蓋をクルクルさせてみたり、水道の水をひょろっと動かしてみたり、他にも水の波紋や砂の動きだったり、童夢とは全然違うアプローチながらも、見えないけれど確かにそこにある何かを表現していてドキドキしました。
ただ本作は、登場する子供たちの加虐性が酷すぎます。
鑑賞中はてっきり童夢にもある必要な要素なのかと思っていたのですが、どーやらそんなこともない感じで、ただ単に北欧特有のグロさだったのかもです。
(北欧映画の胸糞率はけっこう高いイメージ)