ストレンジラヴ

THE FIRST SLAM DUNKのストレンジラヴのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
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「高校バスケで必要なことは全てやり尽くしました。それを証明してきたつもりです。もしまだ何か足りない経験があるならば、それを俺にください」

山王工業トーク映像付きだったピョン。
井上先生、「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」を仕掛けてきましたか。
しかしここまでは織り込み済み...盲点は「スイッチ」にある。
桜木君ではなく「彼」に託してくるとは、ここが読めなかった。
ストーリーに関しては今更私がコメントするまでもないのでここは捨てる。
どうしても静止画では把握しきれなかった個々のプレイに動きがついたことでかなり分かりやすかった。
2時間で5冊(新装版)こなせれば上出来だ...とコメントするつもりだったが、それ以上の良さがあった。
取捨選択がうまく、コミックスで読んだ時に違和感を覚えた部分が修正されていて自然な出来になっていた(でも安西先生のあのシーン入れてほしかった)。

冒頭の鉛筆描き殴りから個々が動き出すシーンにとても痺れた。

これだけでも映画としては成り立っているが、やはり読んでから観た方が出汁が出る。

席を取ろう…「観たことがある」というのが、いつか…大きな財産になる。