「そいつは人じゃない。羊だ」
人里離れた山中。
大雪を眺める羊たちがいました。ある日、羊小屋へ何かが入って来たようでした。
それはクリスマスの夜です。
羊たちが見守る中、何が産まれます。
羊飼いの夫婦はその何かを育てていきます。
それはとても可愛らしい子供ですが、頭は羊です。人間の言葉も理解して2足歩行です。
とてもリアリティのある静かで穏やかな田舎の羊飼い夫婦に羊の頭の子供が来たという不思議な話です。
ゆっくり進むストーリーですが、映像が綺麗です。
さて、この話の結末はどうなるのか知りたくて一気に観てしまいましたが、宗教的で伝説を知らないと理解できない話なのかもしれません。
羊人間であるアダが本当に可愛いです。
「…人見知りなんだ」