たけのこ

最後の決闘裁判のたけのこのネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【決闘の勝敗に関するネタバレあり】

痛いのとゲスいのとストーリーも肩透かしだったので、あまり人にはお勧めしません(笑)

映画本編が三つのパートに分かれていて、一つの出来事が三人の登場人物の視点で繰り返し描かれます。

観る側としては「真実はどれだ!?」みたいな謎解き的なものを期待してしまうわけですが…。なんか三つのパートがどれもそう違わない感じがして、正直肩透かしを食らった印象でした。

しいて違ったところと言えば、ル・グリのパートで奥さんが自分に色目を使っていると彼が勘違いしていたことぐらい?
奥さんパートでは、ジャンも意外とゲス野郎だということが分かりましたが、あれも当時の時代背景を踏まえるとどこまで今の常識で測れるのだろうか…。

決闘でジャンが負けてしまう胸くそエンドは見たくなかったですが、幸いそれもなく、だとすると「親友の奥さんに乱暴した奴が決闘で負けて死んだ」という至極真っ当な話であり、何のひねりもなく終わったなーというのが正直な感想でした。

剣や刃物で人を切ったり刺したり、血しぶきとかがやたらとリアルで、奥さんが乱暴されるシーンも無駄に生々しく、暴力表現が苦手な人は気分が悪くなるかも。
奥さんの乱暴シーンって、もしかして奥さんパートでは実はまんざらでもなかったって描写になるのかもと思いましたが、ただ単にゲスドライバーを繰り返し見せられただけでした…。

あとアダム・ドライバーって女性ファンが多いと思うんだけど、本作ではかなりのゲス野郎なのと、ラストでは見るに堪えないグロいお姿になっちゃうので、彼目当てで見に行くのはお勧めしません…。
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