2024年19本目。
マシュー・ボーン監督最新作。
人気シリーズのスパイ小説を執筆する小説家が、小説の内容がとある組織の陰謀をなぞった内容であることを理由に命を狙われるが…。
マシュー・ボーン印のスパイ・アクションなので、キングスマンの系譜っぽい。
故に既視感が強く、しかもキングスマン以上に軟派な作風のせいか強烈な印象が残らないのが残念。
終盤のキングスマンの衝撃展開よろしく色彩的にも鮮やかなアクションや、アイススケートエピソードを活用したトンデモアクション等…見どころはあるものの、全体的に薄味に感じ易い。
反面、「主役級にサム・ロックウェル」という個人的な圧倒的バフの影響で、上記の惜しいポイントが全部チャラくらいこのキャスティングには満足。
薄味なストーリーとは言ったけれども、二転三転するどんでん返しの天丼は素直に楽しかったし、全体的には十分に楽しめるのは間違いない。