このレビューはネタバレを含みます
昔発生した誘拐事件の犯人と被害者が再会し最終的に共に生きていく決断をするまでの話。
性の多様性をテーマにした作品という意味で『正欲』と被る。
役者の演技がすごい!
バイト先の店長は『Winny』で弁護士を演じた三浦貴大。ホームページ見るまで気づかなかった。
同僚のシングルマザーに苛立ち。
横浜流星のDVシーンは本当にそういう人に見えてしまう迫力。
亮の実家での更紗の肩身の狭そうにしている感じや亮の妹からの無神経な発言に動揺している様は本当に苦しくなった。
母親が文を肯定してあげていたら、と考えるとまた違った未来もあったかもしれない。
育ちの悪い植物は引っこ抜いてしまうエピソードが印象的。
文と更紗がパートナーになるラストは爽やかな鑑賞後感に少し救われたが、やはりまた晒されて住処を追われる可能性があることを考えると辛くなる。