このレビューはネタバレを含みます
もっと早く
この父親は死ぬまで、自分が妻と別れなければ、息子は死ななかったかもしれないと、ずっと
後悔して生きていくように思われた。
息子の心と身体に偏りがちな部分があるにしても、愛情たっぷりの両親が揃う家庭で育っていれば、逸れたり偏ったにしても頼もしい親の愛で軌道修正できただろう、と。
彼にとって母では駄目なのである。
父親でないと。だのに、父親は出て行った。
全て経験、過ぎないとわからない。事前には想像もつかず、ありふれた両親息子家族としてしか映らない。
父の元に行く為のスーツケースに息子が入れていたもの、幼い頃から愛して抱いていたぬいぐるみ🧸である。こんな息子だ❗️
父は、妻子がいるにもかかわらず若い女性に心惹かれ妻子を捨てた。
妻も息子も心が引き裂かれ辛い日々を送る。
妻はどうにか立ち直った体は保っているが、
息子は、取り返しのつかないところまで来てしまったようだ。
稀な難しい癌が発見されたり自覚症状が出たらもう手遅れ、と同じだ。
父が息子に関心抱き心配し始めたのは、遅すぎる。