さるやん

モガディシュ 脱出までの14日間のさるやんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画が大作映画の本場アメリカのハリウッドを抜いた瞬間を目撃した!!
こんにちは、さるやんです。
今週はいっぱい映画を見るぞ!!
と意気込んで楽しむことができました。
そして21日木曜日
filmaレビュアーさん達に高評価の今作
モガディッシュ 脱出までの14日間
ついに見ることができました。
近年の韓国映画の進化はものすごいものがあり、特に脚本の秀逸さは他国よりも抜きに出ているものがあります。
個人的な感想ですが、今作はハリウッド大作映画にも引けを取らないスケールの壮大さ、極限状態に置かれた人間ドラマ、内戦における混乱具合、盛りに盛ったカーアクション、そして同じ民族なのに政治的相違によって引き裂かれ反目し合う北と南の人々が手を取り合ってなんとか生き延びようと画策する姿
多くのものが詰まった大作です。

まずソマリアの再現しているロケーション、パンフによるとソマリアは現在韓国は入国禁止国に指定されているそうです。なのでロケ地はモロッコであり、その当時のモガディッシュを再現する資料集めから始めたそうです。

キャスティングとしては
ソマリア韓国大使としてキム・ユンソク
最近見かけた作品では暗数殺人がありました。劇中でも
平凡に、しかし誠実に生きてきた人が極限状態で非凡な選択をする
ところを意識しながら挑んだそうです。

韓国大使館 参事官をチョ・インソン
来ない車を待つ間にタクシー運転手相手にクンフーを披露して、ほんとはこいつ弱いんだろうな、と思わせて
えぇぇ~めっちゃ強いやん!
と、逆張りを仕掛けてくるイケメン切れ者

北朝鮮大使 ホ・ジュノ
韓国に対しあらゆる嫌がらせをしてるくる貫禄を感じさせる
しかし、後半のプライドを捨てて韓国に頭を下げる姿もまた(T_T)

北朝鮮大使 参事官 ク·ギョフアン
新感染半島では悪役やってました。
今作でも韓国側を様々な妨害で翻弄する曲者。しかし、脱出に命をかける姿も!

前半上記四人を軸とした、両国の国連加盟をかけた駆け引きが繰り広げられ対立する姿が映し出されます。

一点して暴動が発生してからは緊張の連続。あらゆるソマリア国民が手に銃をとり、もちろん子供まで。
テロ組織などは使い勝手がよく洗脳しやすい子供を利用するものです。よく見るとタバコを吸っていたりとそのへんの描写も細かく銃撃に縁のないアジア諸国の人々が簡単に人を殺せる武器をもった人たちが理性を失い暴動と化すところ余すとこなく映しているのもすごいと思いましたね。

他の方のレビューでも出ていましたが元々一つの国で諸外国の思惑で2つの思想の国に分かれた朝鮮半島
最初いがみ合い反目し合いながらその中でできることをやろう、生きて祖国に帰ろう!と目的を一致させるところからもう胸熱の展開が続きます。

そしてラストのカーチェイス
正直これは盛ってるとおもいます。
吉○家でライザップ牛サラダを頼んだら
スタミナ超特盛丼 唐揚げセットがでてきたような衝撃。
おまえら全員カードライバーかよ!と思わせるハンドルさばき
しかし、こういうところが韓国エンタメの良いところ。大いに盛ってください。

最後に彼らに待ち受ける運命はいかがなものか、是非劇場の大スクリーンで確かめてほしいとおもいます。
さるやん

さるやん