Pam

科学者とジェンダーのPamのレビュー・感想・評価

科学者とジェンダー(2020年製作の映画)
4.3
涙出た。これ映画じゃないんですよ。マジですよ。

私はサイエンティストじゃないけど、家族がサイエンティストでまんまこのドキュメンタリーにでてきた彼女たちの世界にいる。PhDの学生の話や他の同僚の話も出るけどほとんどが男性。たまに女性同僚にもあうけど、一生助教だったりする。

あの世界にはいないけど、あの世界の実力主義、あの世界の白人男性優位主義は痛いほど見てる。他人事じゃなかった。レイチェルバークス博士の最後のスピーチが心にしみる。

「マイノリティだったらもっと別の意味で相手によって自分を変えないといけない」とオバマの挨拶の仕方の違いを見せるところ。。泣いたね。

あれがすべて。

アカデミーも軍隊も同じような封建制がまかりとおってる。彼女たちが声を出し、小さなグループからでも変われば少しは変わるかもしれない。この波動がまだまだ届かない僻地に自分がいても、自分が動き変えていかなければならない。
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