雪夫人繪圖の作品情報・感想・評価

雪夫人繪圖1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

3.6

『雪夫人繪圖』に投稿された感想・評価

貴族の没落と退廃、和太鼓とパイプオルガン、フィルムの質感にこだわり抜いた映像美。重厚な文芸作ではあるが、この時代の佐久間を、妖艶なる白い美貌を、永遠に遺そうという強い意思を感じる。
すばらしい。
佐久間良子のからだの隅々から溢れる熟した色香。下衆の極み山形勲。緻密な演出。成島東一郎の見事な撮影。上野芳生の衣裳。どれもが一級品。
あまりに高尚過ぎて、岡田茂がお蔵入りさせたのが判る。

長野の自然が美しい。
季節も見る年齢も、秋と冬(中年以降)がふさわしい。
雪夫人は、六の宮の姫君を彷彿とさせた。人形のようなお方だ…。
雪よりも泥くさい女性のほうが、たくましく生きやすいのかもしれな…

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mingo

mingoの感想・評価

4.1

傑作。長年お蔵入りになるのもうなづけるクセの強さだがそれ以上に惹きつける凄まじいものがある。超玄人向け。キャメラ成島東一郎の美意識と成沢の静謐な脚本が呼応したかのような成沢監督デビュー作。ラスト雪の…

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csm

csmの感想・評価

5.0
アブストラクトに鳴り響く鼓とパイプオルガンとマリンバみたいなやつ、湖の氷が割れる音、レモンにむしゃぶりつく雪の精佐久間良子、そして蛇。

映画演出家·成澤に益々感服する。最後の監督作品のひとつ前になるのか、この作品もすこぶる貴重作だ。映画は映画というメディアを越えて、俗に堕ちるか·聖に舞うかして、映画であるを消し去って、大きな存…

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このレビューはネタバレを含みます

物語も雪夫人の心情もよくわからなかった・・・
最期、アレだと谷隼人のレイプ未遂で雪夫人がアレしたみたいではないか。

7/17@シネマヴェーラ渋谷
ぴよ

ぴよの感想・評価

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(DVD上映)
意味もなくポンカンポンカン鳴らすもんじゃない。

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