不器用なリョーハが愛おしすぎました。
恋人にドタキャンされて、突然一人旅になった留学生ラウラが、ロシアの最北端の地、ムルマンスクへ向かう寝台列車で粗暴な男リョーハと出会うお話。
見ず知らずの男女が二人きりの個室になったら、意識せずにいられないけど...
ラウラがリョーハと出会った瞬間、うわ最悪と思ってしまった。けど長い旅を続けるうちに、荒々しさの中に子供みたいな無邪気さがチラチラ見えてくる。バッグを褒められてとった行動には胸がキュンとした。意外とかわいい男だった!
どうしようもない孤独を抱えた二人が、お互いの過去を抱きしめ合ってるように見え、車窓の寒々しい景色とは反対に二人は温かくなっていく。。
のかと思いきや...
ありきたりな展開にしないところがこの作品の良いところでした。
むっつり顔のラウラが爆笑したシーンが最高。