まず、本作をめぐる盗作疑惑のことを知らなかったので調べて驚きました。
こういうことも含めて、やっぱり映画は可能なかぎり公開当時にリアルタイムで追うことも大切だなあなんて考えたり。
「盗作で有罪」「刑罰」「禁固」
インパクトのある言葉は拡散されやすい。
もちろん、海外での出来事、言葉の違いからニュースの翻訳でニュアンスにズレが生じるということもあると思います。
さっき自分が受け取った情報は本当に"正しい"のか？
これまで高い評価を得ていた人の評価・イメージが一変する時。
この騒動が、まさしくこの映画が描いていることとリンクします。
壁や扉を隔てた人と人との関係。
バスの使い方。
人間のちょっとした欲。ちょっとした詰めの甘さ。
息苦しくなるのと同時に、相当面白い。
ファルハディの過去作もまた観たくなりました。
