ヨルゴス・ランティモスの『アッテンバーグ』でデビュー後、『アルプス』『ロブスター』にも出演し現在は妻となっているアリアン・ラベドによる短編。mubiにて。
ランティモス的な?シュール、エロ、可笑しみ漂う作品でした。
霧の中スーツケースを引いて歩く女。
オレンジ色の髪、ボディコンなニット、紫のダウン、ショートブーツ姿でタバコくゆらせ、たむろしてる男たちから冷やかされつつ到着したフランスの郊外の一軒家。
認知症の老母と暮らすピエールという男と対面するが、東欧から来た彼女はフランス語は分からず、スマホアプリで挨拶。
彼女はピエールと出会い系サイトで知り合い、どうやらしばらく滞在するようだ。
ピエールから馴染みやすいローラという仮名を与えられ、ピエールが不在の昼はおばあさんの世話をしたり、買い物に出たり。
彼女が作った夕食をピエールと食べ、同じベッドで寝る。
やる気満々のピエールだがローラは笑い転げたりして拒否ってる。
そんな彼女だが、次第に….
部屋の中で靴履いたまま鼻緒のないビーサンみたいなのに足乗せて動く2人がツボ。笑
キッチンでおやつ食べながらスマホ見てxxxしたり、おばあさんの前で突然下着でセクシーダンスしたり、おばあさんの髪染めて若返らせたり、いつも冷やかす男たちにxxxしたり….
ブラックジョークなラストも。
ローラ役のRomanna Lobachの程よい狂いっぷりが最高です。笑
タイトル『Olla』は、ローラが名前を聞かれた時に「Olla」と答えるんですが、LolaじゃなくOllaだと思ってたんですね。