ロックウェルアイズ

手紙と線路と小さな奇跡のロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)
4.7
ジュンギョンの住む村には道路がない。
唯一の交通手段は線路をひたすら歩き隣町の駅から電車に乗るのみ。
危険で時間のかかるこの問題は長く村民を苦しめてきた。
ジュンギョンは村に駅を作るべく、大統領に手紙を送り続けていたのだが……

1988年に開設された韓国初の私設駅「両元駅」の実話をもとにした作品。
観始めてすぐ、「あ、いいな」と思えた作品って本当に最後まで良い。
前半はラヒとのラブコメを交えながら、テンポよくジュンギョンの駅開設への日々が描かれる。
ちょっとジュンギョンのシスコン気味なところが気になっていると、中盤である事実が発覚する。
それをサラッと出してくるのがズルい!
そこからは何かあるたびに涙涙涙。
久しぶりにこんなに映画で泣いた。
そして、後半は堅物な鉄道運転士の父親との和解。
この姉の存在ってのがすごく重要で、親との和解・故郷からの旅立ち・精神的自立と、この3点において上手く繋ぎの役割を果たしている。
良い姉ちゃんだよほんと。

ユナが今回も優勝してくれてる。
入学初日で目つけて、そこからずっと積極的。
会えなくて泣いているところも切ない。
積極的なラヒと消極的なジュンギュンのこの2人が絶妙な相性の良さで尊いんだけど、流石にもうちょっと連絡は取ってあげて…
ラストは、、、もう好きぃいーーーーーー!!!

これは結構掘り出し物なのでは?
Twitterでフォロワーの人がおすすめしてからずっと興味あって観てみたけど、これはもっとおすすめしたい。