「シック・オブ・マイセルフ」「Dream Scenario」のクリストファー・ボルグリの長編デビュー作。
ブラックコメディ・モキュメンタリーかな。
「シック・オブ～」にも出演しているアミール・アスガーネジャド主演。
「アンダー・ザ・スキン」のアダム・ピアソンが本人役で登場してスカーレット・ヨハンソンと共演して気に入られたと自慢する場面があった。
YouTubeに投稿したフェイクのケンカ動画で一躍有名になったアミール(短編「ネットで有名人(2014)」)が、エナジードリンクのキャンペーンに起用されることになりハリウッドに向かう。
「ネットで有名人」の続編なのかもしれない。
冒頭に「本当の話」「本人が主演することを条件に映画化」と出されると、思わずどこまでがフェイクでどこまでが本当なのかと考えてしまうじゃないか。
偽のキャンペーンに駆り出されたアミールについてのフェイクドキュメンタリーで「ネットで有名人」と同様全部フフィクションだろうけど。
絶妙に「ありそうな話」なのが上手い。
DRIBというのは劇中のエナジードリンク(架空)の名前。
巨大企業の傲慢さを風刺したものなのか、ノルウェーのイラン系のコメディアンがハリウッドで散々な目に遭う様を通して多様性の欠如や米国の広告業界を皮肉ってるのか、まあとにかく酷い話。
正直言うと監督の意図はどこにあるのかよくわからなかったが面白かった。
ゲロ吐きをスーパースローで見せられるのはキツイ😂
