ここ最近では一番もどかしい作品だった。
スケートボードのプロを目指す若者の物語である。スケボー界隈の話なので、色んな意味で荒れたシーンも多いのかと思いきや、直球の青春物。劇伴もヒップホップなどではなくちょっと懐かしい感じ。
主人公はハイスクール卒業後の青年。進学も就職も気が乗らず、目指すはプロスケーター。仲良し3人組でずっとスケボーしてきたけど、最近ちょっと不協和音。一人でおれを育ててくれた親父は進学しろしないなら働けと口うるさい。親父は愛してるけど、俺には俺のやりたいことがあるんだよ。ちくしょー、どうしたらプロになれるんだよぉ…
ね。ど真ん中の青春。
もう観ながら身をよじるのですよ。
もおぉう、なんでそんなこと言うかなー あぁあー行っちゃダメだー。
とかなんとか 。最終的にはスッキリですよ。
アオハル、素晴らしい。
監督さんはゴッドファーザーの名プロデューサー、ロバート・エヴァンスのアシスタントを母にもつマイキー・アルフレッド。全体にただようクラシカルな作り方はこの辺の血筋か。
出演者など、mid90sと重なる部分多々あり、かなり近いこの2作であります。
スケボーシーンは当然ながら素晴らしい出来映え。
10代の頃の焦りと渇望を観たくなったときにはこちらをお勧めいたします。
