ククレ

べイビーわるきゅーれのククレのネタバレレビュー・内容・結末

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「女子高生が殺し屋」という設定とポスターに、チープな印象があって観てなかったけど、勧められて鑑賞。

なにこれ!メッチャおもろいやんけ!低予算映画というけど全く感じさせない壮絶なアクション!キャラもみんな個性的で、脱力系のオフビートなコメディ部分も楽しい!

観て良かった。日本のアクションコメディの未来は明るいで!
すぐに続編も観ます〜。

以下はネタバレ…




何と言っても「まひろ」伊澤彩織のアクションがすごいな。冒頭のコンビニバトルでも身体能力の高さがよく分かるで!ブリッジ移動するシーンがあるけど背筋スゴイわ…。さすがスタントパフォーマーやね。「ジョン・ウィック:コンセクエンス」にも出てたらしいから本物。ラストバトルは、フルコンタクトの総合格闘技かと思ったくらい。そして、それを追うカメラワークもとても迫力あった。

「ちさと」髙石あかりも上手い。なんとまだ21歳。明るく振る舞う演技から急にドスの効いた怒鳴り声に。緩急のセンスがええなぁ。こっちの方が年上に見えるのが不思議。

対照的な二人なのになぜか相性いい感じが心地よい。ダラダラと過ごしてるリビングのやり取りがとても笑えた。セリフが面白いよな。ジョジョの名言とか「ドルガバの香水のせい」とか、センス良いなぁ。あの「マネキン」の存在感もシュールでええわ。

殺し屋の組織がまるで「アイドル事務所」みたい。ラバーガール飛永がマネージャーみたいに二人に福利厚生を説明するシーンなんかもユルくて楽しかったわ。

コンビニ店長とかレストラン厨房の女性スタッフとか、「嫌な感じ」の大人がリアルで笑えた〜。ああいう奴いるよな…。妄想ではあるけど、ぶっ殺されてスッキリしたわ。団子屋のオッサンはかわいそうやけど…。

ラスボスと思ってた「組長と息子」が、瞬殺されるのには驚いた。この辺りのテンポがとても良くてダレなくて良い!掃除屋「田坂さん」のウザいキャラクターもクセ強くて面白いな。この人でスピンオフ作ってほしいくらい。

オリジナル脚本でこんなに面白い映画が作られることに嬉しくなった。続編を早く観て、3作目は映画館で観るようにします〜。
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