TakahisaHarada

べイビーわるきゅーれのTakahisaHaradaのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.2
女子高生の殺し屋ちさととまひろのバディもの。めちゃくちゃ強い人のドタバタ日常コメディという点では「エクストリーム・ジョブ」とかにも通じてて、好きなジャンルだった。バディものだけあって2人の掛け合いがとにかく楽しくて、アクションもすごかった。

殺し屋が社会に馴染もうとバイトを頑張るっていう設定が面白いし、2人の会話も良い。ダルいやつあるあるとか、会話が面白くてずっと見てられる愛おしさがある上に、殺し屋要素も乗っかってきて、急に「マシンガン撃ちてえ」とか言い出すのめちゃ笑った。

2人が共同生活を始めて以降も、洗濯機から異音がすると思ったら銃のマガジン、忘れ物何かと思ったら銃とか、何でもない日常かと思いきや殺し屋要素見せられる展開が良かった。
殺し屋のことをクルーって呼んで、彼らの自立支援をする会社笑ったし、女性活躍推進するヤクザも笑った。終盤にやっと出てくる死体処理の田坂さんも良いキャラだった。

終盤のメイド喫茶のシーンもめちゃ笑った。おこりんぼ星人チャミーの表と裏笑ったし、自己紹介でチャミーを茶化すときのちさとの顔が面白すぎた。
浜岡とかずき来店後もギャップが面白かったし、「冥土に送ってやろうか」も笑った。
千鳥ノブとかドルチェ&ガッバーナの香水のせいとか、当時旬だったベタなネタが入ってるのも楽しい。
アクションは豪快な方が好きなので、本作のはそこまで好みというわけではなかったけど、ラストのまひろと渡部の格闘とか速くてすごい…と思いながら観てた。