トランスマスター

シン・仮面ライダーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
2.0
♯73「変身!」と「ライダーキック!」なぜ言わない。

ショッカーの基地から逃げ出した本郷猛とルリ子。追手のショッカー戦闘員を『モータル・コンバット』並の残酷描写でフルボッコする仮面ライダー1号
今作のヒーローとヴィランは改造人間ではなくプラーナという生命エナジーを取り込むオーグメントという存在。
蜘蛛男、蝙蝠男、蠍女、蜂女、偽ライダー、蝶男を公安調査庁のバックアップの元ぶっ飛ばしていく特撮映画です。

◆良い点/注目ポイント
・サイクロンのマフラーを下にして飛ぶシーンがかっこよかったです。
ロケットエンジンの固形燃料を使ってるほどの推進力。
・バトルシーンで度々ATフィールドが展開されていました。
・ロケ地ダム、貨物列車の線路、工場良かったです。あとは石切場があれば最高です。

◆改善点
・舞台は昭和70年代の昭和レトロを意識していると思ったら現行のアルファードが出てきてガックシ。丸いライトのハイエースかキャラバン、もしくは三菱ジープ推奨。
・ショッカー戦闘員は目出し帽の全身タイツ、バック転で移動、「イーッ!」の掛け声。
そして本郷猛には、赤いスカーフに似合う白いパンタロンを履いて欲しい。
・ライダー同士の空中戦、ドラゴンボールのようなバトルを繰り広げていましたが、CGがチープ過ぎて非常に残念。MARVEL STUDIOSぐらいの予算が無いとあの表現は無理です。

◆総括
・実写版での私の好みは、
『シン・ゴジラ』>『シン・ウルトラマン』>『シン・仮面ライダー』でした。

劇中に溢れるクサイセリフとCGを使った特撮映画アクションはほとんど『牙狼』です。

次回はシン・戦隊物で日本を沸かせましょう!

-2023年73本目-